サムスン、HDDの代わりに32Gのフラッシュメモリを搭載したノートPCを6月に韓国で発売 | RBB TODAY
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サムスン、HDDの代わりに32Gのフラッシュメモリを搭載したノートPCを6月に韓国で発売

IT・デジタル ノートPC
 韓国SAMSUNG Electronics(以下、サムスン)は5月23日、ハードディスクの代わりに世界で初めてフラッシュメモリによるソリッドステートディスク(SSD)を搭載したノートPC 2機種を6月の前半に韓国で発売すると発表した。
  •  韓国SAMSUNG Electronics(以下、サムスン)は5月23日、ハードディスクの代わりに世界で初めてフラッシュメモリによるソリッドステートディスク(SSD)を搭載したノートPC 2機種を6月の前半に韓国で発売すると発表した。
 韓国SAMSUNG Electronics(以下、サムスン)は5月23日、ハードディスクの代わりに世界で初めてフラッシュメモリによるソリッドステートディスク(SSD)を搭載したノートPC 2機種を6月の前半に韓国で発売すると発表した。

 発売されるのはB5ファイルサイズで1.14キログラムのNT-Q30-SSDと、A5ファイルサイズで751グラムのNT-Q1-SSDの2機種。いずれもストレージ(記憶装置)として32ギガバイトのSSDを搭載する。

 SSDは、モバイル・コンピュータを持ち運ぶ際に生じる外的な衝撃に対して、はるかに安全であり、ハードディスクの場合と比べて約2倍の衝撃にも耐えるという。また、PCを落下させたり、液体をこぼしてしまったりした場合なども、従来のハードディスクより容易に記憶データを取り出せるという。

 またSSDは通常のハードディスクに比べ、読み出しは約300%速い53MB/s、書き込みは150%速い28MB/sの速度を持つ。そのため、効率的に複数のアプリケーションプログラムを同時に実行したり、巨大なデータを扱ったりできる。Microsoft Windows XPの起動も25〜50%高速化するとのことだ。

 さらに、一般的な1.8インチのハードディスクが約50グラムであるのに対して、SSDは20〜30グラム軽いという。

 そして、典型的なノートのPCが周囲に約30dBの作動音を発生するのに対して、Q30-SSDは無音で作動するという。これは図書館など、騒音が許されない場所でPCを使いたい人にとって有意義な特徴であるとしている。

 NT-Q30-SSDはCPUにIntel Celeron M 753(1.2GHz)と512メガバイトのメモリを搭載し、12.1型WXGA(1280×768ドット)のTFT液晶ディスプレイを備えており、287.7×197.5×18.0〜23.8mm(バッテリーを含まず)で、1.14キログラム。モデムと有線LAN、802.11 g/bの無線LANを持ち、外付けのスーパーマルチドライブが付属する。DMB(デジタルマルチメディア放送)TV受信機能を持つ。販売価格は350万ウォン(約42万円)。

 一方のNT-Q1-SSDは、Intel Celeron M 353(900MHz)と512メガバイトのメモリを搭載し、7型WVGA(800×480ドット)のTFT液晶ディスプレイを備え、227.5×139.5×24.5〜26.5mm(バッテリーを含まず)で751グラム。有線LAN、802.11 g/bの無線LAN、Bluetooth v2.0を持ち、光学ドライブは付属しない。こちらもDMB(デジタルマルチメディア放送)TV受信機能を持つ。販売価格は230万ウォン(約28万円)となっている。

 ハードディスクの代わりにフラッシュメモリによる記憶装置を利用するPCとしては、ソニーが5月16日に発表した「VAIO type U」をベースに開発中で、6月下旬に詳細を発表し、夏頃に発売する予定としていた。今回発表されたサムスンの2機種は6月の前半に発売されるとのことで、それより早く世に出ることとなりそうだ。
《小笠原陽介》
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