Mozilla Japanは3月2日、東京都内のホテルでセミナーを開催した。ここでは、米Mozilla Corportaionの事業開発担当バイスプレジデントのジョン・リリー氏(John Lilly, VP Business Development, Mozilla Corporation)の「Mozilla−その過去・現在・未来」(Mozilla: Past, Present & Future)と題して行なった講演の模様を紹介する。
年内にMicrosoftがWindows Vistaの出荷を開始するとされており、そこでInternet Explorer 7(IE7)が、7年ぶりのメジャー・バージョンアップとしてリリースされると期待されているが、同氏はIE7について「基本的にはよいブラウザだろうと思う。機能的には(すでにリリース済みの)Firefox 1.5とほぼ同様のものを実装しているようだから」と述べ、FirefoxがIEに比べて大幅なアドバンテージを持っているという認識を示した。また、FirefoxのIEに対する優位点として、セキュリティの高さや使いやすさ、ユーザーによるカスタマイズ性に優れている点などを強調した。