コピーコントロールCDの機能を悪用したウイルスも登場 -11月分のウイルスランキング | RBB TODAY
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コピーコントロールCDの機能を悪用したウイルスも登場 -11月分のウイルスランキング

エンタープライズ その他
 トレンドマイクロは2日、日本国内における2005年11月度のコンピュータウイルス感染被害報告件数マンスリーレポートを発表した。

 今月のウイルス感染被害の総報告数は、8,065件と先月(5,115件)からさらに増加している。これについて同社では、「先月に引き続き、以前からコンピュータに潜んでいたスパイウェアが改めて検出されたことを示しています」とコメント。最新バージョンのウィルス駆除ソフトによる効果が出ているととらえることができる。

 また、米国SONY BMG社のCDに含まれていたコピーコントロール機能についてのニュースが海外を中心に報道されたが、このプログラム自体は不正な目的で作成されたものではない。ただし、特定の条件を満たすファイルやフォルダをWindows上から認識させなくするルートキット的な動作を持ち、実際にこれを悪用した「BKDR_BREPLIBOT.C 」、「BKDR_BREPLIBOT.D」という不正プログラムも確認されているとのこと。

 同社では、悪用された場合の危機回避のためにオリジナルのプログラムも「RTKT_XCP.A」という検出名で対応したという。

 なおWindows以外にも、RealPlayerやMacromedia Flash Playerなどポピュラーなソフトウェアにもセキュリティホールが発見されており、今後これを悪用する不正プログラムが登場する恐れがあると注意を促した。

 2005年11月度のウイルス感染被害ランキングは以下のとおり。

[1位]SPYW_GATOR(ゲーター)/スパイウェア:339件(先月:1位)
[2位]ADW_SHOPNAV(ショップナブ)/アドウェア:104件(先月:7位)
[3位]TROJ_ISTBAR(イストバー)/トロイの木馬型:102件(先月:圏外)
[4位]WORM_RBOT(アールボット)/ワーム型:93件(先月:2位)
[5位]TROJ_ROOTKIT(ルートキット)/トロイの木馬型:76件(先月:4位)
[6位]ADW_HOTBAR.H(ホットバー)/アドウェア:58件(先月:圏外)
[7位]TROJ_SMALL(スモール)/トロイの木馬型:47件(先月:8位)
[8位]WORM_NETSKY(ネットスカイ)/ワーム型:45件(先月:5位)
[9位]ADW_GAIN.A(ゲイン)/アドウェア:42件(先月:圏外)
[10位]ADW_WEBSEARCH.A(ウェブサーチ)/アドウェア:41件(先月:圏外)
《竹内充彦》
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