セブン&アイ・ホールディングス傘下のセブン-イレブン・ジャパンと、ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)は、両社がもつビジネス資源を持ち寄り、包括的な分野で業務提携を進める。 たとえばネットオークションに関し、セブン-イレブンの店舗を拠点に落札品の物流・受け渡し業務や、落札代金等の収納代行などを検討していく。 セブン&アイ・ホールディングスとセブン-イレブン・ジャパンではこれまで、関連会社等を活用しIT関連ビジネスを展開してきた。今回、国内最大のポータルサイトである「Yahoo! JAPAN」と連携することで、IT関連ビジネスのさらなる拡充をめざす。 一方のYahoo! JAPANも、セブン-イレブン・ジャパンがリアルなプラットフォームとして24時間365日稼働させている約11,000店舗と事業を連動させ、ユーザの満足度を高める狙いだ。 提携の検討項目に上がっている案件は、以下のとおり。■共同インターネットサイトの構築・運営 セブン-イレブン店舗のプロモーションを行う共同インターネットサイトの構築・運営のほか、Yahoo! JAPANサイトの関連コンテンツ内から共同サイトへの誘導、およびYahoo! JAPANサイト内の広告から共同サイトへの誘導。■地域情報関連サービス セブン-イレブン・ジャパンがもつ商品販売データ等と、Yahoo! JAPANが保有するインターネット上の各種データを連動させ、双方向で来店促進や販売促進等を行う。 またセブン-イレブン店舗におけるYahoo!クーポンの利用や、Yahoo!クーポンを活用したセブン-イレブン店舗への来店促進など、Yahoo!クーポンサービスとセブン-イレブン店舗との連携を進める。■会員獲得 セブン-イレブンの店舗にパンフレットを置くなどして、Yahoo!プレミアム会員やYahoo!BB会員、Yahoo! JAPANカード会員などYahoo! JAPANサービスの利用者を増やす。■チケットの発券サービス 「Yahoo!チケット」で販売した興行チケットなどを、セブン-イレブンの店舗で発券・受渡しする。■決済関連ビジネス セブン-イレブンの店舗で「Yahoo! JAPANカード」の利用を促進するほか、関連業務を行う。またセブン-イレブン店舗でYahoo!ポイントを使えるよう検討を進める。