2004年はマスメール型ウイルスが流行。2005年はゼロデイアタックを警告 | RBB TODAY
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2004年はマスメール型ウイルスが流行。2005年はゼロデイアタックを警告

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 2004年はNetskyなどマスメール型ウイルスが流行した年になった。トレンドマイクロは、2004年1月1日から12月15日までのウイルス感染被害年間レポートの速報を発表した。

 全体の感染報告数は、63,657件になり、2003年の47,607件を大きく上回る結果になった。「WORM_MYDOOM」「WORM_BAGLE」「WORM_NETSKY」のマスメール型ウイルスが流行したことが大きな原因だ。

 また、4位の「WORM_AGOBOT」、6位の「WORM_SDBOT」など、BOTプログラムの大量発生も2004年の傾向だ。さらにこのBOTプログラムは、spamの配信に利用されていることも確認されている。そのため、これまでのウイルス作者は愉快犯が多いと言われていたが、営利目的も増加してきているとしている。

 2005年に懸念されるのは、「ゼロデイアタック」だ。5月に発生した「WORM_SASSER」は、WindowsにおけるLSASSの脆弱性を悪用して感染を広げるウイルスだ。このWORM_SASSERだが、LSASSの脆弱性が発表されてからわずか17日で発生している。今後は、アンダーグラウンドで公開される脆弱性を悪用したウイルスの登場が予測される。そのため同社では、脆弱性を修正するセキュリティパッチがリリースされる前に、それを悪用するゼロデイアタックを警戒するように呼びかけている。

●2004年のウイルス感染被害年間レポート
 [1位]WORM_NETSKY/5,527件
 [2位]TROJ_AGENT/2,558件
 [3位]JAVA_BYTEVER/2,336件
 [4位]WORM_AGOBOT/1,972件
 [5位]TROJ_ISTBAR/1,134件
 [6位]WORM_SDBOT/1,066件
 [7位]WORM_MYDOOM/963件
 [8位]VBS_REDLOF/928件
 [9位]WORM_RBOT/908件
 [10位]WORM_NACHI/887件
《安達崇徳》
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