ドコモの定額PHSサービスはエリアが限定される可能性が | RBB TODAY
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ドコモの定額PHSサービスはエリアが限定される可能性が

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 移動体による定額データ通信サービスが本格化しそうだ。特にPHSを用いたサービスは、DDIポケットが提供する「AirH"」が好調なのを受けて各社が乗り出している。鷹山は首都圏限定で7月に開始するが、やはり気になるのはNTTドコモの動きだろう。

 しかし、NTTドコモについては当初、エリアが限定される可能性が出てきた。

 NTTドコモは、先日、定額データ通信サービスの発表に先がけてPHSの料金表に「定額制データ通信サービス(今後、サービス開始予定)をご希望の場合は、新機種(今後、発売予定)のご購入が必要となります。」との記載を追加した。ここから読み取れることは、PIAFS以外のプロトコルを用いる可能性があるということだ。

 具体的には、AirH"のようなパケット通信が挙げられるだろう。パケット通信は、接続が切れにくかったり、PIAFSよりもたくさんのユーザが利用できる反面、NTTドコモの場合は全国一斉に始まらない可能性を含んでいる。

 NTTドコモ(当時NTTパーソナル)がPHSによる64kbpsサービスを開始した当初は、エリアがかなり限定されていた。これは、従来から利用していた基地局を交換する必要があったためだ。なお、現在においても、64kbpsが利用できるエリアと32kbpsしか利用できないエリアが存在する。

 そのため、今回の定額データ通信サービスにおいても基地局の交換が必要となり、エリアが限定される可能性がある。

 しかし、すでにPHSにて定額のデータ通信サービスを提供しているDDIポケットは、64kbsp開始時はもとより、パケット通信を用いたAirH"開始時においても全国一斉にサービスを始めている。これは、NTTドコモの基地局がハードウェアによる制御を行っていたのに対して、DDIポケットはソフトウェアによる制御を行っていたことが影響している。

 そのためNTTドコモは、64kbsp開始時の反省から64Kbps対応の基地局はソフトウェア制御ができる機器に変更している可能性も考えられる。この場合は、一気にエリアを広げることになるだろう。
《RBB TODAY》
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