NTT東西、ISDN→アナログ回線切替時の同番移行の完全実施と、DSL工事費の見直し。ADSLサービスの普及に向けて | RBB TODAY
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NTT東西、ISDN→アナログ回線切替時の同番移行の完全実施と、DSL工事費の見直し。ADSLサービスの普及に向けて

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 NTT東日本およびNTT西日本は9月より、ISDNからアナログ回線への切り替え工事において番号の変更がない「同番移行」の提供拡大と、DSLサービスが利用できなかった場合にはDSL工事費を徴収しないようにする工事費の見直しをおこなうと発表した。

 まず同番移行の提供拡大だが、現在、最初からISDNで契約した回線について、DSLサービスを申し込むなどの理由でISDNからアナログ回線への切り替える際、番号が変わることがあった。これを9月2日受付分からは、電話番号を変えずにアナログ回線に切り替える「同番移行」がすべての回線について可能となる。ただし、同番移行のためのシステム開発コストがかかったことから工事費は1,000円値上げの3,000円(現行:2,000円)となる。

 また、工事費の見直しは、DSLの開通工事を行ったものの路線長などの理由でDSLサービスが利用できなかったユーザについては、DSL工事費を徴収しないようにするというもの。現在は工事を行ってみてDSLサービスが利用できなかった場合にもNTT工事費が請求されているが、ユーザの理解が得にくいとのことで今回の見直しとなった。ただ、この分のコストは開通できた場合に請求されるNTT工事費に上乗せのかたちとなるため、工事費は「値上げ」となる。新しい工事費は以下のとおり。

 電話重畳の場合:3,050円(従来2,800円)
 専用回線の場合:2,200円(従来2,000円)

 値上げとなるのはフレッツ・ADSLおよび他事業者のDSLサービスの両方で、新しい工事費の適用は、9月2日から。

 これらの方策により、電話番号が変わるから、あるいは、距離があるために使えるかどうか分からないから、といった理由でDSLの申込をためらっていたユーザにとっては、値上げが伴うものの、安心して申込をおこなえる環境が整ってきたといえるだろう。
《RBB TODAY》
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