アンチウイルスソフトベンダのソフォスは、P2Pソフト「KaZaA」とMSNメッセンジャーを使って感染を広めるウイルス「W32/Surnova-B」について警告している。 W32/Surnova-Bは、感染するとKaZaAのローカルコンテンツフォルダに自分自身をコピーするが、このときファイル名として ・Windows XP key generator.exe ・Winzip 8.0 + serial.exe ・Microsoft Office XP.iso.exe ・DivX pro key generator.exeといった、あらかじめ用意されている40種類の名前で偽装してダウンロードを誘う。また、MSNメッセンジャーのメンバーリストに登録されている相手に対しても、自分自身を送信しようとする。 日本では、P2PソフトとしてはKaZaAよりWinMXが主流のため、感染が広まるおそれは少ないが、P2Pソフトやメッセンジャーで送られてくるファイルを何でも開くのは考え物といえそうだ。