総務省発表の11月末のDSL普及状況、全国で120万加入を突破。2ヶ月連続で30万増近いペースでの加入増。一方、NTTフレッツはシェア低減傾向がくっきりと | RBB TODAY
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総務省発表の11月末のDSL普及状況、全国で120万加入を突破。2ヶ月連続で30万増近いペースでの加入増。一方、NTTフレッツはシェア低減傾向がくっきりと

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 総務省は、NTT回線を利用するDSLについて、2001年11月末の加入者数を公表した。それによると、11月末日時点での全国での加入総数は1,204,564。このうちNTT東日本エリアが695,315、NTT西日本エリアが509,249。

 前回10月末分の発表と比較すると、全国で282,697の増加となっており、前回(〜10月末)の27万強の増加を上回るペースで利用者が増えている。11月中の東日本エリアの総増加数は163,349、西日本エリアの増加数は119,348で、ふたたび東高西低の傾向が出てきている。とはいえ、このペースでいけば、2001年12月末の時点でDSLが150万加入をほぼ達成できそうな見通しとなってきた。

 フレッツ・ADSLのシェア低下は今月も続いており、今回は西日本エリアでもシェア50%を切る事態となっている。具体的な数字としては、フレッツ・ADSLの新規加入が77,374に対し、NTT東西以外の事業者によるものは205,323の新規加入を獲得している。これにより、NTT東西(フレッツ・ADSL)のシェアは、NTT東エリアで42.5%(▲6.2ポイント/対10月末)、NTT西エリアで48.5%(▲4.4ポイント/対10月末)となった。

 きたる12月25日にフレッツ・ADSL 8Mタイプのサービス提供が開始されるが、他の8Mサービス事業者と比較して料金面でのアドバンテージはない。さらに、当初はエリアがきわめて狭いことから、NTT東西の反攻は、1年前のフレッツ・ADSL開始ほどには大きな勢いとはなりそうもない。むしろベンチャー系が手を出しあぐねている郡部でフレッツ・ADSLサービスを拡大させることが、ユーザー拡大への道ということになりそうだ。
《RBB TODAY》
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