AKB48の柏木由紀が10日、都内にて初のスタイルブック『いくつになったって、アイドル』(竹書房)の発売記念会見に出席し、アイドルとしての今後の目標を語った。※写真集のカットをチェックする 同書には、グループ最年長メンバーとしてアイドルシーンを牽引し続ける柏木のマインドや美容テクニックなどを収録。女性ファンから男性ファンまで楽しめる一冊となっている。 柏木は2007年にAKB48劇場で公演デビューを果たし現在32歳。「アイドルを長く続けていられる理由」について、「もともとは自分の夢を叶えるためにアイドルをやっていた」と明かしたうえで、コンサートや握手会などで「AKBのおかげで」や「AKBがいるから頑張れます」などの言葉をファンから直接聞いているうちに「(アイドルを続けるモチベーションが)誰かのためにアイドルを続ける楽しさ」に変わって行ったことを述懐。「今は、自分が嬉しいことを一緒に喜んでくれるファンの方がいることが一番の(アイドルを)続けている理由かなと思います」と声を弾ませた。 会見では「ご自身にとってアイドルとは?」との質問が飛ぶ場面があった。「何だろうな」としばし悩んだ後、柏木は「趣味ですね」と回答。「20代のころはわりと『本当に自分の天職です』とか言っていたのですが、さすがにこんなに長くやっているのって仕事の域をちょっと超えてるなと感じるというか(笑)」と笑顔を見せ、「『たぶん(アイドルが)好きなんだな』ということに自分が気付いたので、軽い気持ちという意味ではなく、仕事を超えた自分の心から好きなもの、楽しいと思えるものがアイドルかな(と思います)」と続けた。 今後については、「新しいことにチャレンジすることも大変ですけど、意外と“シンプルにずっと続けること”が実はけっこうたいへん」と告げ、「シンプルに続けるということを頑張りたいといいますか」とコメント。「特に女性アイドルは“期限”とか“年齢”とかを言われがちなので、『グループというところだけに拘らず、1人としてもずっとアイドル的存在でいれたらな』というのが今のところの目標です」と目を輝かせた。