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ポケモンGOの問い合わせ急増? LINE参入は脅威? MVNO4社が勉強会を開催

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ポケモンGOの問い合わせ急増? LINE参入は脅威? MVNO4社が勉強会を開催
  • ポケモンGOの問い合わせ急増? LINE参入は脅威? MVNO4社が勉強会を開催
  • SIMフリー版iPhone+格安SIMサービスの組み合わせで、格安SIM=Androidというイメージを払拭したい思惑も
  • 第3回MVNO勉強会に参加した、(左から)イオンリテールの河野充宏氏、NTTコミュニケーションズの岡本健太郎氏
  • 第3回MVNO勉強会に参加した、(左から)ビッグローブの大谷雅己氏、ケイ・オプティコムの森隆規氏
  • ポケモンGOも遊べる、という謳い文句がMVNO利用者の拡大にも一役買う
  • MVNO参入が予定されているLINEモバイル。競合するMVNO事業者にとっては脅威?それとも歓迎?
  • MMD研究所の吉本氏は「スマホは必要ないと考える層をLINEモバイルが取り込めるかに期待したい」と話していた
 MMD研究所所長の吉本浩司氏が示した資料では、まだLINE利用者の約3割にしかLINEモバイルの認知が進んでいないことが分かった。これについてNTTコミュニケーションズの岡本氏は「自分のことのようにショックだった。MVNO業界の課題とリンクする。私たちはサービスのメリットを伝えられたと思っていても、利用者にはなかなか届いていない」と回答した。

 イオンリテールの河野氏は「イオンモバイルでは実店舗において販売力を発揮することで、差別化を図っていきたい。業界が盛り上がるタイミングに乗り遅れないようにしたい」と話した。ちなみにMMD研究所の吉本氏は「スマホは必要ないと考える層を、LINEモバイルでは取り込んでいけるのか注目したい」としている。

■利用者拡大に向けての取り組み

 最後のテーマは「利用者拡大に向けての取り組み」について。イオンリテールの河野氏は「サービスの認知拡大には、iPhoneが必要」として、SIMフリー版iPhoneの取り扱いに言及。格安SIMサービス=Android、というイメージの払拭がサービスの認知拡大につながるとの認識を示した。NTTコミュニケーションズの岡本氏は、利用料金の安さをアピールするだけでなく、契約意欲が高まった消費者の背中を押すのは“事務手数料無料”、“数ヶ月間無料”など、導入コストを下げる試みなのではないかと指摘した。

 ビッグローブの大谷氏は、格安SIMサービスの認知度を上げるとともに、通信品質の良さを追求する必要性を説いた。また、自宅に居ながらにして簡単に契約できるよう、分かりやすいWebサイトと手続きの仕組みを考えていきたいと話していた。ケイ・オプティコムの森氏は「“格安スマホ”と思われている間は、業界の伸びにも限界がある。大手キャリアの安い版ではなく、MNOにできないことをいかにやっていくか。尖ったことができるのがMVNOの強み」と話し、引き続きmineoならではのユーザー体験を大事にしていくと話した。
《近藤謙太郎》
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