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bayfmが本物のサザエでラジオを作っちゃったワケは?

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bayfmが本物のサザエでラジオを作っちゃったワケは?
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 千葉県を拠点にした独立系FMラジオ局ベイエフエム(bayfm)は、本物のサザエで作ったラジオ「SAZAE RADIO」を発表した。しかもサザエは千葉産だ。

・サザエからラジオが聞こえる!? bayFMから「SAZAE RADIO」が発売
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 考えてみれば、最近ラジオというものに触れる機会はめっきり少なくなった気がする。いつからだろうか、昔のボックス型のラジオも見かけなくなった。家のなかでラジオを流しているという風景は皆無だ。だからこそ、今回発表されたラジオはユニークで斬新さもあり、懐かしさもありという複雑なものだった。同社編成局次長の小縣正幸氏は、最初は面白半分で作り始めたが、「ラジオを聴く人の年齢は高くなっている」ことから、もっと若い人が、今回の商品をきっかにラジオを楽しんでくれればうれしいと話している。

 以下は小縣氏とのやりとりの一部である。

【編集部】今回の製品は、サザエでないとダメだったのでしょうか?

【小縣氏】いえいえ、(他の貝でも)できると思います。極端な話、基板があればコップに載せても音は出せます。

【編集部】つぶ貝とかホテタとか……。

【小縣氏】ホタテはね~、巻貝の方がいいですよね(笑)。貝の口の形に合わせて基盤を設計してますので。実は貝の口は、数学的に楕円曲線の比率というものがあって、大きな貝でも小さな貝でも同じ数式が適用できるんです。

【編集部】へ~、そうなんですね。

【編集部】ところで100個限定ということは、1個3,980円なので、398,000円にしかならないんですよね。

【小縣氏】赤字です。

【編集部】もっと作る予定は?

【小縣氏】基盤自体は大量生産できるんでしょうけど、貝を削る(磨く)のは人間なので、人件費がかかるんです。

【編集部】プロモーションになればいいという考えも?

【小縣氏】そうですね。今、家にラジオがないという人も多いですし、そんな状況のなかにこれがラジオですと、インパクトを投じたかった。

【編集部】どういう人に使って欲しいとか、どういう使われ方をして欲しいとかイメージはありますか?

【小縣氏】一番の狙いとしては、今までラジオに親しみがなかった人が、ちょっと面白いねと言ってラジオを聴きはじめるきっかけになってほしいです。ただ、ラジオ好きの人も、これを台所に置いて家事をやってくれるとか、ラジオがなかったところおに置いてもらうとかしてくれるといい。

【編集部】ラジオを聴く人が減ってるというのは実感されますか?

【小縣氏】千葉県内のデータとかアンケートでは減ってはいないですね。ただ高齢化っていう形で、年齢が上がってる気がします。40代が主流だったりします。それを若返らせたいというのもありますね。

【編集部】貝は千葉の漁協からという話がありましたが、タダでもらうんですか?

【小縣氏】はい。ゴミにして捨てるのをもらいます。

【編集部】そこまでいって探すんですか?

【小縣氏】まとめてもらってきます。だからニオイがすごいです。で、使えそうなものを選別するんです。

 「SAZAE RADIO」(サザエラジオ)は4月1日から予約開始となっている。
《RBB TODAY》
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