ソフトバンクは27日、人型ロボット「Pepper」の法人活用事例を紹介するイベント「Pepper World 2016」を開催。会場では、50種類のPepperとさまざまなアプリが紹介された。本稿では「未来の小売」「未来の医療/介護」「未来の受付/トラベル」「未来の教育」といったカテゴリに分けられたサービス群の一部を紹介していく。
医療ブースではこのほか、体組成計、血圧計などの医療機器、ヘルスケア分野のIoT製品、ウェアラブル端末などとPepperを連動させるソリューションも紹介されていた。イナサドットネットが提供する「ウェルネス for Pepper」は、健康管理を目的にしたもの。例えば、毎日血圧を測っている利用者がいたとする。血圧計で計測されたデータはBluetoothでスマートフォンと同期され、スマートフォンからクラウドにアップされる。そのデータをPepperが収集して、普段の計測結果と比較。異常がなければ、Pepperが「普段通りの結果ですね」などと話しかけてくれる仕組みだ。同社では、健康増進や疾病予防の一助となるアプリの開発も進めているという。
《近藤謙太郎》