建物向けのセキュリティシステムや工場・プラント向けの各種ソリュショーンを提供しているアズビルは10月30日、中長期の経営計画に基づき、開発・生産体制の再編と、営業・サービス体制の強化を目的とした施策を発表した。 開発、生産体制の再編という面では、2019年夏までに藤沢テクノセンターを研究・開発拠点として整備し、湘南工場と伊勢原工場を統廃合し、湘南工場に生産体制を集約。 今後は、藤沢テクノセンターと湘南工場で「開発・生産」を連携しながら効率化及び先進技術の開発に注力していくという。 ほかにも、グループ企業が扱っている都市ガスメーターの生産拠点も国内5工場から2工場に集約するなど、全体の取り組みとして、固定費を最終的に年間20億円規模で低減していくことを目標としている。 一方、営業・サービス面では、現在、品川にある事業所を11月末までに大崎に移転し営業部門、施工調整部門を集約した新事業所を設立。また、官公庁への対応を強化する目的から虎ノ門/霞ヶ関に新たな営業所を新設するという。 これらの取り組みにより、首都圏におけるアフターサービスの強化を図りつつ、グループ内外での技術者などの人材の強化や確保、再配置を進めていく。