BPO、佐村河内氏ドキュメンタリー番組に見解 「放送倫理違反があるとまでは言えない」 | RBB TODAY

BPO、佐村河内氏ドキュメンタリー番組に見解 「放送倫理違反があるとまでは言えない」

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BPOの発表
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 放送倫理・番組向上機構(BPO) の放送倫理検証委員会(川端和治委員長)は6日、“全聾の天才作曲家”佐村河内守氏を取り上げた番組を制作した5局7番組に関し「放送倫理違反があるとまでは言えない」との見解を公表した。

 昨年2月、全聾でありながら「交響曲第1番HIROSHIMA」などを作曲したとしていた佐村河内氏が、実は別人に作曲を依頼していたことが発覚。問題発覚以前に佐村河内氏について紹介する多くのドキュメンタリー番組が制作・放送されていたことに対し、同委員会は、「虚偽の疑いのある番組が放送されたことにより視聴者に著しい誤解を与えたのは明白」だとし、5局の7番組を対象に審理してきた。

 同委員会は審理の結果について、「佐村河内氏の作曲活動と聴覚障害に関する各局の裏付け取材は不十分なところもあった」とした上で、「放送時点において、その放送内容が真実であると信じるに足る相応の理由や根拠が存在していたとして、「各対象番組に放送倫理違反があるとまでは言えない」と判断した。

 しかし、TBSテレビ・テレビ新広島・テレビ朝日・日本テレビの4局に対し、問題発覚後の対応について「なぜ虚偽の事実を真実であると信じてしまったのか、番組の取材・制作手法に問題はなかったのかの自己検証が、いまだ不足している」と判断をせざるを得ないとし、「自己検証を続け、その結果の公表を検討するように」と、要望するとした。

 また、佐村河内氏を取り上げたドキュメンタリー番組「NHKスペシャル 魂の旋律 音を失った作曲家」など2番組を制作したNHKに対して「問題の核心にかかわるドキュメンタリーを制作し放送した局としては不十分なところが散見される」とした。さらに「番組が社会に与えた影響の大きさと視聴者に対する説明責任を全うするという観点から、再度の自己検証をし、その結果を視聴者に公表することを望みたい」との見解を示した。
《花》

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