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日立製作所の社員、国立国会図書館の情報を不正取得

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 国立国会図書館は15日、館内ネットワークシステム運用管理者である日立製作所の社員が、国立国会図書館の内部情報を不正に閲覧・複写し、取得していたことを公表した。

 3月27日に、日立製作所社員が、国立国会図書館の業務用サーバ内に置かれた職員専用フォルダに不正にアクセスし、内部情報を閲覧していた。国立国会図書館職員が発見した。国立国会図書館は、同社に対して徹底調査を指示し、当該社員の更迭、証拠の保全等を求め、同社は即日調査を開始したという。現在もなお、事実関係の調査を継続中。

 国立国会図書館においても、4月4日に副館長をトップとする調査検証委員会を設置したとのこと。日立製作所側が不正に取得した内部情報には、次期ネットワークシステム(開札日2014年4月4日)に関する、他社提案書や参考見積などが含まれていた。なお現在までに、不正に取得した情報の日立製作所外への拡散はないこと、国立国会図書館の利用者に関連する情報の漏えいはいっさいないことが確認されている。

 国立国会図書館は「きわめて悪質な事案」としており、同社に対し厳正な措置を講じる予定。
《冨岡晶》
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