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IIJ、「コンテナ型データセンターモジュール」に関する特許権を取得

エンタープライズ ハードウェア
傾斜配置の効果(イメージ)
  • 傾斜配置の効果(イメージ)
  • コンテナ型データセンターモジュール「IZmo」
 インターネットイニシアティブ(IIJ)は11日、独自開発したコンテナ型データセンターモジュール「IZmo(イズモ)」に関する特許権(特許番号:第5064538号)を取得したことを発表した。

 「IZmo」は、コンテナ内に設置する複数のラックを斜めに配置することで、作業空間など必要なスペースを確保しながら、コンテナのサイズ縮小を実現し、コンテナの幅を2.5m以下に抑えたモジュール。これにより、トレーラー等の特殊車両ではなく通常の大型トラックでの運搬が可能となり、特殊車両通行許可申請などを簡略化できるとともに、輸送コストも約1/3に低減できるという。今回の特許取得は、このラックの傾斜配置について独自性が認められたとのこと。

 傾斜させることでラック側面にスペースが生じるため、コンセントバーなど従来ラック内に収容していた機材をラック外部に設置でき、ラック内に奥行の長い機器を設置するような場合にも、十分なスペースを確保できるのが特徴。またラックの傾斜設置により、側面から冷気を取り入れることができ、通信機器をより効率的に冷却することも可能となっている。

 IIJでは、2011年4月に運用を開始した、外気冷却コンテナ型データセンター「松江データセンターパーク」にIZmoを設置し、IIJのクラウドサービス「IIJ GIOサービス」のシステム基盤として利用している。
《冨岡晶》
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