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iOSの連絡先データ無断使用禁止を厳格化、修正版もリリース

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Pathのアプリはすでにオプトインが行われるように修正されている
  • Pathのアプリはすでにオプトインが行われるように修正されている
  • かつて位置情報についても問題視されたことがあり、現在はオプトインが必須となっている
 米アップルは15日(現地時間)、広報担当のTom Neumayr氏がアプリの連絡先データ無断使用問題について発表した。iOSの修正版をリリースし、この行為を禁止する予定だという。

 この問題は、ソーシャルネットワーク「Path」のアプリがiPhoneの連絡先データを無断で自社サーバーにアップロードしていたことが発覚して注目された。Pathは激しい非難を受けて全てのデータを削除したが、その後、同様の行為を行なっているアプリがほかにもあることがわかった。

 アプリが連絡先データを無断で使用することは、従来からアップルの定めるガイドラインで禁止されている。しかし、それを守っていないアプリが複数App Storeで配布されていたことについて、アップルにも責任の一端があるとする意見もある。アップルは全てのアプリについて、ガイドラインに違反していないか審査を行なっているはずだからだ。

 今回のアップルの発表は、形骸化していたガイドラインの内容を厳格に遵守させるためのものといえる。修正版ではアプリが連絡先データにアクセスするには、事前にユーザーに了解を求める「オプトイン」が必須となる。

 過去にはユーザーの位置情報を多くのアプリが勝手に使用していたことが問題となり、iOSの修正版で位置情報をアプリが使用する際はオプトインが必須となる修正が行われたことがある。
《山田 正昭》
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