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【地震】福島第一原子力発電所の状況(12月7日午後3現在)

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福島第一原子力発電所 蒸発濃縮装置 漏えい水(水たまり)の状況
  • 福島第一原子力発電所 蒸発濃縮装置 漏えい水(水たまり)の状況
  • 東京電力福島第一原発、原子炉建屋カバー屋根パネル(10月14日)
 東京電力が12月7日午後3時現在として発表した福島第一原子力発電所の状況は以下の通り。

※原子炉注水の信頼性向上の一環として、3号機復水貯蔵タンクを利用した1~3号機原子炉注水設備を構築する予定であり、これに先立ち、11月21日午前10時22分から11月24日午前9時45分まで、3号機復水貯蔵タンクの貯蔵水を3号機タービン建屋地下へ移送を実施したが、全ての水を抜いてしまうと水位計の校正が必要となることから、約200t、水を残した。その後、3号機復水貯蔵タンク内の残水の塩分濃度を測定したところ、塩分濃度が高いことが判明したことから、塩分濃度を下げるため同タンクの残水を減らした上で給水することとした。同タンクへの給水に先立ち、12月6日午前10時、同タンクから同号機タービン建屋地下への残水の移送を開始。12月7日午前8時54分、移送を停止。同日午前9時19分頃、同タンク内に水張りを開始。その後、同タンクにつながっているホースの接続部より水が漏えいしていることを確認したため(約5L)、同日午前9時52分頃、水張りを停止し、水の漏えいが停止していることを確認。今後、補修等の措置を検討する予定。なお、今回漏えいした水は放射性物質処理および淡水化処理を行った水である。

※12月6日、2号機原子炉格納容器ガス管理システムの気体のサンプリングを実施。分析の結果、原子炉格納容器ガス管理システム入口でXe-135が検出限界値(1立方センチメートルあたり1.1×0.1ベクレル)未満であり、再臨界判定基準である1立方センチメートルあたり1ベクレルを下回っていることを確認。

※12月7日、窒素封入設備が停止した場合に、原子炉圧力容器内の水素が可燃限界に達するまでの時間の余裕を確保する観点から、1~3号機原子炉圧力容器内への窒素封入量の増加操作を実施。1号機、午後1時15分、毎時10立方メートルから毎時15立方メートルに調整。2号機、午後2時16分、毎時10立方メートルから毎時13立方メートルに調整。3号機、午前10時52分、毎時10立方メートルから毎時15立方メートルに調整。また、同日午後2時16分、2号機原子炉格納容器内の水素濃度が可燃限界に達する時間には十分余裕があることから、2号機原子炉格納容器への窒素封入量を毎時26立方メートルから毎時20立方メートルに調整。

※12月7日午前10時55分、窒素封入の信頼性向上のため、1号機窒素封入ラインへの流量計および圧力計の設置作業を開始。同日午前11時26分、同作業を終了。同作業に伴って窒素封入を停止したが、短時間の停止であるため問題ない。
《RBB TODAY》
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