しかも、KDDIはAndroidスマートフォンで本格的にモバイルWiMAXの導入を開始している。従来、WiMAXが利用できるスマートフォンは今年春発売された「htc EVO WiMAX ISW11HT」のみだったが、今回発表の新製品では、おサイフケータイをはじめとする国内向け機能にフル対応した「ARROWS Z ISW11F」をはじめとする4機種でWiMAXをサポートした。
ソフトバンクの次世代ネットワークとして話題となったのは、同社グループのWireless City Planningがウィルコムから継承したXGP事業免許を利用する形で開始する、TD-LTE互換の高速通信サービス「SoftBank 4G」だ。XGP(かつての呼称は「次世代PHS」)は、PHSとの互換性を高めるため上り/下りの通信速度が対称であったが、SoftBank 4GのAXGP(AdvancedXGP)方式は下りにより多くの時間を割り当てるとともに、周波数幅を従来の倍となる20MHzとすることで、下り最大110Mbps(規格上の理論値)という高速通信を実現するとしている。