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【CommunicAsia 2011】「Xperia ray」は「Xperia arc」と「Xperia mini」のいいとこ取り!

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シンガポールで「Xperia ray」を発表した、Sony Ericssonでアジア太平洋地区のHead of Marketingを務めるOla Lilja Molen氏
  • シンガポールで「Xperia ray」を発表した、Sony Ericssonでアジア太平洋地区のHead of Marketingを務めるOla Lilja Molen氏
  • 厚さ9.4mmの薄型ボディが特徴
  • 横幅は53mmで、日本のフィーチャーフォンと遜色ないスリムさ
  • 合わせて発表された「Xperia active」
  • IP64等級の防水・防塵性を備える
  • ビデオメッセージではテニスプレイヤーのマリア・シャラポワ選手が登場
  • スポーツシーンでも着用して携帯できるアームケースを標準で同梱
  • フィーチャーフォンの新製品として同時発表された、QWERTYフルキーボードを搭載するメッセージング端末「Sony Ericsson text」
 既報の通り、シンガポールでの通信関連展示会「CommunicAsia」の開催に合わせ、Sony Ericssonは同市内で報道関係者向けの発表会を実施し、その席上で「Xperia ray」などの新機種を公開した。

 これまで同社のXperiaシリーズは、「Xperia X10(日本名SO-01B)」や「Xperia arc」のような4インチ前後のハイエンド機種と、「Xperia mini」のようにディスプレイ解像度、プロセッサ性能を抑えた小型軽量な機種から構成されていた。今回の「Xperia ray」は、いわば両者の特徴を「いいとこ取り」した構成で、機能や性能はXperia arcをベースとしながらディスプレイサイズを3.3インチ(480×854ドット)とすることで、 111mm×53mm×9.4mm・重量100gという大幅な小型軽量化を図り、高性能スマートフォンでありながらカジュアルに持ち歩ける製品となった。

 OSはAndroid 2.3で、1GHz動作のSnapdragonプロセッサ、Mobile BRAVIA Engine、Exmor R CMOSセンサー採用の810万画素カメラなど、Xperia arc相当のハードウェア構成となっている。ディスプレイの表示内容をテレビなどに表示するためのHDMI出力が省かれている点が機能的なダウングレード点だが、一方で日本市場向けのXperiaとしては初めて自分撮り用のフロントカメラを搭載したほか、各種アプリもより新しいバージョンを搭載するなど進化点もある。カラーバリエーションはブラック、ゴールド、ホワイト、ピンクの4色が用意される。

 今回の発表会ではXperiaの新製品としてもう1機種、「Xperia active」が発表された。こちらは現行のXperia miniを防水仕様にしたもので、スポーツシーンでの利用を想定し、トレーニング中などにも腕に装着して携帯できる専用アームケースが付属する。発表会中のコメントによれば、IP64等級相当の防水・防塵性を備えているという。現時点では日本市場での展開は予定されていないが、日本で先行した「防水スマートフォン」というニーズをグローバルに提供する製品と見ることもできるだろう。

 OSは同じくAndroid 2.3を搭載し、ディスプレイは3インチ(320×480ドット)。本体サイズは55mm×92mm×16.5mm、重量は110.8gとなっている。発表会のプレゼンテーション中にはプロテニスプレイヤーのマリア・シャラポワ選手がビデオで登場し、スポーツシーンからオフタイムのパーティに至るまで、あらゆる「activity」をサポートする最適なツールとしてXperia activeを紹介した。

 発表会で、アジア太平洋地区の同社マーケティングを統括するOla Lilja Molen氏は「我々は、特定のサイズがすべてのユーザーに適するとは考えていない」とコメント。Xperia rayは、日本市場のように高い機能・性能を求める市場においても従来より幅広い層をターゲットとして展開可能な商品であり、今回の新製品の狙いはXperiaのユーザーをさらに拡大することにあると説明した。

《日高彰》
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