シャープは15日、同社製スマートフォン「AQUOS PHONE」やBlu-rayレコーダー「AQUOSブルーレイ」とのワイヤレス連携を強化した3D液晶テレビ「AQUOSクアトロン 3D L」シリーズを発表した。販売開始は7月15日。価格はオープン。 4サイズを用意し、予想実売価格は、60型「LC-60L5」が450,000円前後、52型「LC-52L5」が380,000円前後、46型「LC-46L5」が300,000円前後、40型「LC-40L5」が220,000円前後。 Lシリーズで最新となる今回のL5ラインは、「スマートファミリンク」機能を新たに搭載。対応のAQUOS PHONEで撮影した動画などを指先の直感的な操作でテレビ画面に映すことができるほか、対応のAQUOSブルーレイに保存された録画番組をAQUOS PHONEで選び、テレビに表示することが可能となる。また、AQUOS PHONEからwebサイトのURLをテレビへ送り、テレビでもwebサイトを表示させる機能や、AQUOS PHONEへの着信をテレビ画面で知らせるなど多彩な連携機能を備えた。 AQUOS PHONEの「AQUOSリモート」アプリを使うことで、文字入力やテレビの操作が可能。キーワードの音声入力で、テレビ画面に電子番組表（EPG）やUSB外付けHDD内の録画番組、インターネットのwebサイト、VODコンテンツの検索結果を表示できる。 無線LAN機能も内蔵し、DLNA対応の機器内に保存されている動画・音楽・写真をLAN経由で再生して楽しめる「ホームネットワーク機能」にも対応する。 さらに大きな特長として、同社が7月15日から新たに提供を開始するインターネットサービス「AQUOS City（アクオスシティ）」に対応。各種の映画・動画コンテンツを視聴できるVODサービスや、天気予報/地図/オンラインショッピングなど生活サポートサービスを利用できるほか、こうしたサービスから知りたい情報をキーワード検索できる機能を備えた。 そのほかの特長として、米国THXのホームシアター用「THX 3D 認定ディスプレイ規格（THX 3D Certified Display Program）」を取得。3D映像のクロストーク（2重映り現象）を従来品「LV3ライン」（2010年7月発売）と比べ約70％低減する「ハイスピードUV2A」と「240Hzスキャン」液晶を採用。映像と音が一体化する8スピーカーシステム「ARSS」と、低振動ウーハー「Duo Bass」を搭載など、画質/音質の向上を図った。 また、画面の明るさを控えめ目にして消費電力を約15％抑えるほか、節電につながる明るさセンサー/無信号電源OFF/無操作電源ON機能が有効になる「セーブモード」ボタンを搭載。外付けHDDへの録画機能が進化し、テレビの付属リモコンで外付けHDDへの録画操作が可能。テレビ本体に地上アナログ・IP-TVチューナー×1とBS・110度CSデジタルテレビチューナー×2のトリプル地デジチューナーを搭載することで、地デジ番組の視聴中に外付けHDDへの2番組同時録画が可能となっている。 おもな仕様として、解像度1,920×1,080ピクセルのフルHDに対応、コントラスト比は700万：1、視野角は上下/左右各176度、バックライトは直下型LED、スピーカーは7.5W×2、インターフェースはHDMI×4/D5/光デジタル音声/LAN/USB×2/マイク/ヘッドホンなど、付属品はテーブルスタンド（組立式）/3Dメガネ/リモコン/電源コード（取り付け済）/転倒防止用部品一式（取り付け済）など。 テーブルスタンド装着時の本体サイズ/重さは、60型「LC-60L5」が幅139.8×高さ90.5×奥行き36.2cm/約36.5kg、52型「LC-52L5」が幅122×高さ80.4×奥行き30.2cm/約27kg、46型「LC-46L5」が幅108.6×高さ72.8×奥行き30.2cm/約23.5kg、40型「LC-40L5」が幅95.3×高さ64.8×奥行き26.8cm/約14.5kg。
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