【地震】今後検討……地震当日の原子炉水位を一般公開しない経産省 | RBB TODAY
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【地震】今後検討……地震当日の原子炉水位を一般公開しない経産省

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福島第一原子力発電所(防衛省撮影)
  • 福島第一原子力発電所(防衛省撮影)
  • 12日以降の1号機のデータ
  • 福島第一原発3号機中央制御室に隣接する4号機中央制御室 提供=東京電力
  • 福島第一原発3号機中央制御室 提供=東京電力
 福島第一原子力発電所1号機の3月11日の水位が8日になって一部マスコミに公開されたことについて、何故今まで公開されなかったのか、一般公開されていないのか疑問が出ている。編集部の取材に対し、東京電力は「データは国に渡してある」と話した。それを一般公開するかどうかは国の判断というのが、同社の見解だ。一方で、経済産業省は、「一般公開については今後検討していく」とコメント。即公開すべきデータであるとの認識は薄いようだ。

 元原子力製造技術者の田中三彦氏は、公開前から1号機の異常なパラメータに注目。氏は原子炉圧力容器の中の水位は、(通常)燃料棒よりだいたい5メートル(5,000mm)くらい上にあり圧力は70気圧くらい。それが、12日の2時45分(公開されているデータ)では1,300mmまで下がり、圧力も1/10となっている。一方で格納容器の圧力は8倍に上がっている。「非常に腹が立つのは、公開されている時間が3月12日から。一番大事な初期にどういう運転をしたかということがいっさい公開されていない」と田中氏は憤慨しながら説明を行っていた。

 8日に公開されたデータでは、地震当日の21時30分の段階で450mmまで水位が下がっていたことが判明した。その後、詳細なデータは国民には公開されていない。初期の判断が正しかったのかどうかが不明のままだ。
《RBB TODAY》
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