日本最大の学習塾団体である社団法人全国学習塾協会は、ウィルコムのPHS「nico●（●はハートマーク）（読み：ニコハート）」を推奨ケータイに認定した。これによりウィルコムは全国学習塾協会と協力し、2010年1月より50万人以上の会員塾の生徒を対象に、推奨販売を行うという。同機種を推奨ケータイに認定した学習塾団体は、「全国学習塾協同組合」に続き2団体目となる。 文部科学省の調査によると、小学6年生が携帯電話を持った理由は「塾や習い事を始めたから」という回答が4割以上を占めているという。携帯電話は通塾時の保護者との連絡手段や防犯対策になる一方で、メールやインターネット等の多用により学業に支障をきたしたり、いじめや犯罪被害などの要因となることが懸念される。 ニコハートは、経済産業省の指導のもと全国学習塾協会が策定した「学習塾に通う子どもの安全確保ガイドライン」に基づき、通塾時に防犯上で必要となる保護者との通話等に限定した単機能機種で、メールやインターネット機能を搭載せず、知らない相手とのやりとりや有害サイトへのアクセスを防止。また、発信先を3か所までに限定し、電話機に登録した電話番号のみ着信が可能だ。通話相手先限定サービス「安心だフォン」により月額料金977円で利用可能で、「ウィルコム位置検索サービス」の利用により各社の携帯電話やパソコンで位置検索が行える。
ワイモバイル、「タダ学割」で10代の取り込みに注力……PHSの今後についても言及
