【Tech・Ed Vol.6】OneNoteで実現した業務改革(後編)

2009年8月31日(月) 02時59分
中林秀仁氏の画像
中林秀仁氏
OneNote上の報告書に関連するファイルを添付の画像
OneNote上の報告書に関連するファイルを添付
OneNote上の報告書に関連するファイルを添付の画像
OneNote上の報告書に関連するファイルを添付
他部署(たとえばSE)の欄を設けて共有し、そこにはSEに関連ファイルを添付してもらうの画像
他部署(たとえばSE)の欄を設けて共有し、そこにはSEに関連ファイルを添付してもらう
タスクマトリクスの画像
タスクマトリクス
セクションで各人のタスクページを設けるの画像
セクションで各人のタスクページを設ける
重要度が変更したタスクは場所を移動するの画像
重要度が変更したタスクは場所を移動する
その日のチームのタスクについて横串でチャックすることも可能の画像
その日のチームのタスクについて横串でチャックすることも可能
 前編ではタブレットPCとOneNoteによる業務の変革とOneNote使用の応用例を少し紹介したが、今回は普通のPCを使ったチーム内の業務改革を紹介する。の画像
 前編ではタブレットPCとOneNoteによる業務の変革とOneNote使用の応用例を少し紹介したが、今回は普通のPCを使ったチーム内の業務改革を紹介する。
 前編ではタブレットPCとOneNoteによる業務の変革とOneNote使用の応用例を少し紹介したが、今回は普通のPCを使ったチーム内の業務改革を紹介する。の画像
 前編ではタブレットPCとOneNoteによる業務の変革とOneNote使用の応用例を少し紹介したが、今回は普通のPCを使ったチーム内の業務改革を紹介する。
 パシフィコ横浜で開催されていたマイクロソフトのテクニカルカンファレンス「Microsoft Tech・Ed Japan 2009」において、マイクロソフトの筏井哲治氏と中林秀仁氏による「衝撃のオフィス業務革新 〜最小で、最強を〜」と題した講演が開催された。前編ではタブレットPCとOneNoteによる業務の変革とOneNote使用の応用例を少し紹介したが、今回は普通のPCを使ったチーム内の業務改革を紹介する。

 1年前から紙ベースのさまざまな作業を禁止していった支店だが、ポイントは、各人のPCに分散・保管されているファイルを公開・共有したということにある。パワーポイントやエクセルファイルは、フォルダ管理はされていてもファイル名が日付であったり、ファイル同士が関連付けられていないことが多い。さらに、こられのファイルは紙ベースの報告書やファイルとは連携がとられていないものだ。

 筏井哲治氏と中林秀仁氏の所属する支店では、OneNoteで作成した定形フォーマットの報告書には関連するファイルを添付しながら管理を行っていった(写真参照)。「我々は、これまでスケジュールに関する概要や進捗、予算に関する情報など一覧できる記入項目が設けられた報告書をノートに書いていた。しかし、パワーポイントの提案書を出したからこそ見積もりは厳しい、この見積書だからこそ予算がとれないなど、ファイルと報告書の関係は1対1の関係にあった。従来のやり方ではそれらの情報の関連性が切れてしまっていた」(筏井氏)。OneNote上でこれらの情報を管理しオープンにすることで、案件の問題点や見通しがクリアになった。SEとのやりとりも関連するファイルを所定の欄にファイルを貼りつけてもらえば、OneNoteの共有機能によって同期がとられていく。

 さらに部署内の報告という意味では、タスクマトリクスを作成してメモを書き、フラグを立てながら、そこに関連するファイルも貼りつけておく。こうすることで面倒な報告書を作成する必要はなくなった。アイテムの重要度が変わり、マトリクス上で移動を行えば、共有されているOneNoteは即座に別の人にも反映される。「こんなことはマイクロソフトさんだからできるんでしょと言われることがあるが、やっていることは実に単純。重要度は自分以外に迷惑がかかるかどうか?緊急度は3日以内に終わらせなければいけないかどうか?それによって(マトリクス上で)メモを書く場所を変えているだけだ」(筏井氏)。

 共有の方法はセクション(タブのうよなもの)で各人のページを作っておけばいい。こうすることで部下がどれくらいのタスクを抱えていて、その進捗がどうかというのが一目瞭然だ。重要かつ緊急なものがどれくらいあるかがわかりやすい。このメモをクセにすることで、いちいち部会で進捗を報告する必要がなくなったという。

 さらに、各人のページにたてたフラグを期日別に表示することが可能なため、チームのタスク管理もしやすくなる。「このように管理していくと、これまで週1回行っていた連絡のための部会はいっさい必要なくなった」。

 「ホワイトカラーの仕事の見える化は非常に難しいといわれている。それを実現するために巨大なシステムを作ってグループウェアを入れたりということを考えるが、実はOneNoteでここまでできる」と中林秀仁氏は訴える。

 さらに自分のOneNoteに考えたことをメモ書きしてそれも共有するようにした。週1回開催していた部会はこのメモをもとにウィークリーディスカッションの場へと変わっていったという。時にはライブ共有セッションの機能を使い他の支社とメモ書きに記入を行い、アイデアを深堀りしていった。

 「ルーチンワークに追われている組織と、新しいこと、アイデア出しに時間を使っている組織、あるいはそういう時間を持っている組織とどっちが強いかを考えた場合、我々は直感的に後者の方が強いと確信した」(中林氏)。
《RBB TODAY》
注目の情報[PR]

注目ニュース

 インプレスコミュニケーションズは9月17日より、同社が運営するインターネット放送局「インプレスTV」にて、マイクロソフトが主催するコンファレンスの模様のストリーミング配信を開始する。

ビル・ゲイツ、アプリ開発の過去・現在・未来を語る〜Tech・Ed North America 2008 Developers Conference基調講演

 マイクロソフト コーポレーション会長のビル ゲイツは米国時間3日、「Tech・Ed North America 2008 Developers Conference」(フロリダ州オーランドで開催中)...

Microsoft Visual Studio 2008と.NET Framework 3.5、11月中にリリース決定

 マイクロソフトは、「Visual Studio 2008」(英語版)ならびに「.NET Framework 3.5」(英語版)を11月末までにリリースすることを発表した。

【Tech・Ed 2007 Vol.4】予定されているマイクロソフト製品群の機能と役割

 「Microsoft Tech・Ed 2007 Yokohama」(8月21〜24日、パシフィコ横浜)にて23日、「ザ・ロードマップ 〜 マイクロソフト製品の現在・そして未来 〜」と題したスペシャル...

【Tech・Ed 2007 Vol.3】WS 2008のダイナミックパーティショニングはここがすごい!——イアン・マクドナルド基調講演

 Microsoft Tech・Ed 2007 Yokohamaのキーノートに、米国マイクロソフトのWindows Server プログラム マネージメント ディレクター イアン・マクドナルド氏が登壇

【Tech・Ed 2007 Vol.2】Winnyや年金問題は日本のデジタルワークスタイルの遅れが原因——ダレン・ヒューストン基調講演

 「Microsoft Tech・Ed 2007 Yokohama」(8月21〜24日、パシフィコ横浜)のオープニングキーノートに、マイクロソフトの代表執行役 社長 ダレン・ヒューストン氏が登場した。

【Tech・Ed 2007 Vol.1】国内最大級のテクニカル・コンファレンスが開幕

マイクロフトによるエンジニアを対象とした国内最大級の総合テクニカルコンファレンス「Microsoft Tech・Ed 2007 Yokohama」が、8月21〜24日の4日間、パシフィコ横浜で開催され...

米マイクロソフト、オフィスの拡張計画を発表!2009年までに入居完了予定

 米マイクロソフトは5日、オフィススペースをベルビューで建設中の2つの複合施設へ拡充すると発表した

 26日に開催されたREMIX Tokyoのプラットフォームトラックでは、マイクロソフトオンラインサービス事業部プロダクトマネージメントグループの安藤浩二氏による「Windows LiveとVista...

【Tech・Ed 2006】ローカル、イントラネット、インターネットの検索を統一化

 マイクロソフトによる開発者向けイベント「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、同社の松原加奈子氏が講師となり、マイクロソフトの検索ソリューションについて、全体アーキテ...

【Tech・Ed 2006】Office Communicator 2005を用いたテレフォニー統合とVoice Over IP

 Tech・Ed 2006の第3日、「Office Communicator 2005を用いたテレフォニー統合とVoice Over IP」と題したテクニカルセッションがマイクロソフト株式会社インフォ...

【Tech・Ed 2006】Windows Mobile 5.0の機能をアピール!今後はパートナーへの投資を増加

Tech・Ed 2006では「Windows Mobile 5.0 ビジネス活用術」と題したテクニカルセッションが、マイクロソフト株式会社 モバイル&エンベデッドデバイス本部 シニアプロダクトマネージ...

【Tech・Ed 2006】IE7はセキュリティ機能が向上する反面、Webサイトの互換性に注意

 「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」では、マイクロソフトの五寳匡郎氏によるセッションが行われた。内容は、Internet Explorer 7の「新機能の概要」と、We...

【Tech・Ed 2006】安全なメッセージングサービスとは?

 「Microsoft Tech・Ed 2006 Yokohama」(2006年8月29日〜9月1日、パシフィコ横浜)の第2日、「安全なメッセージング ソリューションExchange Hosted S...

RSS

特集・連載

ブロードバンド/無線LANスポット検索

ブロードバンド検索
-

ピックアップフォト