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富士通マイクロエレ、AUTOSARリリース2.1に準拠した車載用マイコンドライバを提供開始

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マイコンドライバの位置づけ
  • マイコンドライバの位置づけ
 富士通マイクロエレクトロニクスは18日より、車載向け高性能32ビットマイコン「MB91460シリーズ」向けに、AUTOSARリリース2.1に準拠するマイコンドライバを、共同開発したフィンランドのエレクトロビット社とともに提供開始する。ダッシュボード制御マイコン「MB91F467DA」向けとFlexRay Ver2.1搭載マイコン「MB91F465XA」向けの2種となる。

 AUTOSAR(Automotive Open System Architecture)は車載向け電子機器やソフトウェアの標準化に関する団体。次世代車載システムにおいては、電子制御技術が進展し電子部品点数が増加するとともに、ソフトウェアが複雑化・巨大化することが問題視されている。そこでAUTOSARが、利用するマイコンを問わずアプリケーションの再利用ができることを目的として車載システムに搭載されるソフトウェアの仕様の標準化を進めてきた。現在、次世代車載ネットワーク技術「FlexRay」への対応を含むAUTOSARリリース2.1や、AUTOSARリリース3.0までが標準仕様として公開されている。
 富士通マイクロエレクトロニクスは、AUTOSARに2005年より参加するとともに、2007年にエレクトロビット社と戦略的パートナーシップ契約を締結、エレクトロビット社のAUTOSAR対応ソフトウェアプラットフォーム「EB tresos」を車載マイコン「MB91460シリーズ」向けに共同開発したもの。これらの車載マイコンと共同開発したマイコンドライバを活用することで、FlexRayを含むアプリケーション開発を効率化することが可能となる見込み。
 なお、本マイコンドライバを利用した車のコックピットのデモンストレーションが「Automotive Technology International 2008」(7月23日〜25日@幕張メッセ)に出展される予定。
《冨岡晶》
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