筒井康隆書き下ろし日記「偽文士日碌」の連載をネットでスタート
「偽文士日碌」は、「腹立半分日記(1979年刊)」「日日不穏(1987年刊)」「幾たびもDIARY(1991年刊)」などと同系統の日記作品。「偽文士日碌」というタイトルの意味は連載の第1回で明らかにされている。
「笑犬楼大通り」は、朝日ネットが開発したホームページ制作ソフト「モンブラン」を利用して作成。ブログ感覚で簡単に情報の更新ができるのに加え、ホームページに情報を公開する際の承認システムも備えている。縦書きの書籍形式で提供し、本のページをめくるような感覚で読むことができるのが特徴。また読者からの投稿コメントも受け付けている。
筒井康隆のネット上での活躍は、朝日ネットのパソコン通信時代に注目を集めた電子掲示板「電脳筒井線」に始まる。新聞連載小説と連動して進行した「電脳筒井線」の記録は全3巻の書籍として1992年に出版され、ネットのログから生まれた出版物の先駆けとなった。また、朝日ネットが1994年から1996年まで3回にわたって実施したネット上の文学賞「パスカル短篇文学新人賞」では筒井康隆が中心的な選考委員を務め、芥川賞作家を輩出したレベルの高い文学賞として注目された。
「インターネットの黎明期からネットでの文学活動などを通じてネット文化の質の向上に貢献してきた筒井康隆氏の「偽文士日碌」は、インターネットが日常生活の一部になった現代において、ネット時代の小説家と文学の現在を反映する新たな試みとしても期待されます」と同社ではコメントしている。
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