ZMP、教育機関向けの二足歩行ロボット教材「e-nuvo WALK ver.3」を発表〜MS Robotics Studioを採用

2007年11月30日(金) 15時11分
新モデル:二足歩行ロボット「e-nuvo WALK ver.3」 【右】バーチャルロボットを用いた事前検証画面の画像
新モデル:二足歩行ロボット「e-nuvo WALK ver.3」 【右】バーチャルロボットを用いた事前検証画面
バーチャルロボットを用いた事前検証画面の画像
バーチャルロボットを用いた事前検証画面
サーボモータのブランド、双葉電子のインテリジェント・アクチュエータ・モジュールの画像
サーボモータのブランド、双葉電子のインテリジェント・アクチュエータ・モジュール
 ゼットエムピー(ZMP)は、マイクロソフトおよび双葉電子工業と協力し、世界で初めてMicrosoft Robotics Studioを用いて制御する二足歩行ロボットの製品化に成功、30日より販売を開始する。

 新モデル「e-nuvo WALK ver.3」は、大学等の教育機関での実習教育教材、企業における社員研修教材として、ZMPのウェブサイトを通じて販売される。

 Microsoft Robotics Studioは、ロボット制御プログラムの効率的な開発を支援するモジュール群が整備された統合的な開発環境、実行環境。ZMPは、Microsoft Robotics Studioを活用することにより、機械、電気・電子、制御等ハードウェア寄りの従来ユーザだけでなく、情報系の学部やソフトウェア産業など、ソフトウェア系の新規ユーザ層に対して、ロボットを活用した教育研修事業を展開したいとのこと。

 またMicrosoft Robotics Studioを採用したことにより、PC上に二足歩行ロボットのバーチャルロボット(仮想ロボット)およびその制御システムが開発できたとのこと。これにより、力学シミュレーションによるバーチャルロボットを活用したCAE(Computer Aided Engineering)環境が構築され、ハードウェアを用いた実験前の事前検証が可能となっている。

 ZMPは、これまでマイクロソフトと共に、Tablet PCを使ったロボット操作や「nuvo」のWindows CE 採用などを通じて、ロボット向けソフトウェア開発に取り組んできており、ビジュアルプログラミング言語やシミュレータ環境が特に教育向けに有用と判断して、このたび教育用にMicrosoft Robotics Studioを採用したとしている。今後は、情報系の教育人や企業の研究者に対して、バーチャルロボットとリアルロボットを組み合わせた研究開発の提案を進めていくとしている。

 なお「e-nuvo WALK ver.3」は、小型サーボモータ分野で実績のある双葉電子工業との共同開発により製品化した「インテリジェント・アクチュエータ・モジュール」(以下ISM)を搭載。ISMは、自動車業界を中心に広く活用されている通信プロトコル CAN(Controller Area Network)を、同サイズの小型サーボモータとしては初めて採用しているほか、内部アルゴリズムの変更や、多様な制御実験に活用可能となっており、教育現場のニーズにも対応できるとのこと。
《冨岡晶》
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