【NAB 2007 Vol.2】グラスバレー、H.264 HDのエンコードを従来のおよそ半分の帯域で実現 | RBB TODAY
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【NAB 2007 Vol.2】グラスバレー、H.264 HDのエンコードを従来のおよそ半分の帯域で実現

IT・デジタル その他
講演を行なうJacques Dunogue氏
  • 講演を行なうJacques Dunogue氏
  • テレビ、PCはもちろんのこと、PDAや携帯電話に高品質なビデオが配信されている
  • 片方向の地上波でに補完する形で、双方向のモバイルネットワークを利用
  • モバイルTVは、年々マーケットが拡大する見通し
  • 4月に提供開始予定のフルHD対応スイッチャー「Kayak HDX」
  • フルHD対応ノンリニア編集「EDIUS4.5」。レンダリングが不要で待ち時間なし。アップグレードは無償
 仏トムソン傘下の映像機器メーカーのグラスバレーは14日(現地時間)、NAB 2007のプレス向けカンファレンスの中で自社取り組みや製品に関する発表を行った。

 最も注目すべきは、高性能なエンコーダチップのニュースだ。H.264フルHDのエンコードを従来のおよそ半分(約4Mbps)で実現できる(1チップの)ビデオチップが、グラスバレーのエンコーダ「ViBE」に2007年の後半に組み込まれる予定だ。

 カンファレンスでは、「あらゆるところにビデオを」と題して、同社Senior Exective Vice PresidentのJacques Dunogue氏が講演し「あらゆるデバイス向けにビデオが配信されるようになるなかで、各デバイスに最適な方法で提供する必要がある」と主張した。MPEG伝送やIPTVを牽引してきた同社では、モバイル向けの配信に地上波とモバイル(3G)の2つのネットワークを組み合わせて利用している。これによって、強固な配信プラットフォームを実現できるとしている。さらに、モバイル向け配信(モバイルTV)は、「広告」「コンテンツ課金」「双方向コミュニケーション」「抱き合わせ販売」4つの収入が見込める、との期待を膨らませていた。

 続く同社Senior Vice PresidentのJeff Rosica氏の講演では「次世代の映像配信に不可欠なもの」と題して、4月に提供開始予定のフルHD対応スイッチャー「Kayak HDX」やフルHD対応ノンリニア編集「EDIUS4.5」についての紹介がされた。
《工藤めぐみ(たべらぶ)》
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