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カシオ、台湾ハンスターと液晶事業で提携

2005年9月1日(木) 16時39分
 カシオ計算機は31日、台湾のHannStar Display(ハンスター)と、カシオのTFT液晶技術「HAST(ハイパー・アモルファス・シリコンTFT)技術」をハンスターに供与すること、ならびにハンスターが生産したHAST液晶をカシオが優先的に購入できる契約を締結したと発表した。

 今回の提携についてカシオは、HAST液晶の生産拠点である高知カシオにおいてフル稼働状態が続いており、事業のさらなる拡大のためには前工程の生産能力拡大が急務となっていたとしている。

 一方、ハンスターでは、これまで大型TFTを中心にビジネス展開を図っていたが、今後さらなる拡大が見込める中小型TFTに本格的に参入するため、準備をすすめていたという。これらにより、「TFT前工程の生産能力拡大のためのパートナーを探していたカシオと、既存ラインを応用し、中小型液晶に本格参入するべくパートナーを探していたハンスターの思いが一致したもの」だと説明している。

 今回の提携により、カシオは、前工程(TFTアレイ工程〜貼り合せ工程まで)の技術をハンスターへ供与し、ハンスターで生産されたTFT前工程基板を購入、携帯電話やデジタルカメラ用などに展開する。一方、ハンスターは、台湾・楊梅にある既存の前工程生産ライン(550×650mm)に、カシオの技術を反映させたラインを構築し、2006年度上期中の量産化を計画している。

 HAST液晶はカシオの中小型液晶に使われている技術で、高精細、高輝度画面、低消費電力という特徴を持っている。なお、同液晶はデジタルカメラ向けに市場シェア約4割を持つという。
《村上幸治》
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