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BB.excite。CDNをベースにした新たなポータルビジネスへ。安心して使えるネットワークと課金インフラが売り

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BB.excite。CDNをベースにした新たなポータルビジネスへ。安心して使えるネットワークと課金インフラが売り
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 エキサイトのISPサービスともいえるBB.exciteがスタートとなる。フレッツ網を使ったインフラで、月額500円という接続料金を打ち出した。標準料金で提供するサービスはIP接続サービスのみ。電子メールアカウントはエキサイトが提供する無料サービスや既存のものを使えばいい。パーソナルウェブページの容量もゼロだが、値段と品質に徹底的にこだわった。それがエキサイトのBB.exciteとなる。

 BB.exciteは、フレッツADSLやBフレッツ上のサービスとなる。フレッツADSLやBフレッツのマンション、ファミリー、ニューファミリー、ファミリー100であれば、月額500円の利用料金となる。また、Bフレッツベーシックであれば、月額1,000円の利用料金だ。メールサービスやウェブページ容量のサービスをしていないため、徹底して値段をさげられた。いちおう電子メールサービスはオプションで用意されており、BB.excite用のPOPメールアカウントが月額280円のオプションとして用意されている。また、固定IPアドレスサービスも提供されており、ADSLやBフレッツの場合、固定IPアドレスにすると月額3,000円に、Bフレッツベーシックの場合のは月額4,000円のサービスとなる。

 料金的に安価に抑えると品質が気になるところだが、BB.exciteのネットワークはIIJがOEM提供先の1つとしてオペレーションしている。つまり、ネットワーク的にはIIJ4UやIIJmioとかわらず、しかもネットワークオペレーションはIIJ品質となる。

 このため、BB.exciteは、IIJのネットワークにエキサイトのブランドをつけたようなものという見方もできる。実際、エキサイトの山村社長(写真)は、「安心して使えるネットワークと安心して使える課金システムの上でCDNビジネスをする」といっており、エキサイト自身のビジネスはISPサービスというよりもそのバックに控えるコンテンツ配信ビジネスとなる。


 Yahoo!がYahoo!BBとの組み合わせで見せたビジネスによって、次世代ポータルサイトはブロードバンドを制覇することが重要になってきている。Yahoo!は自前のネットワークサービスに各種コンテンツやサービスを組み合わせることで次世代のポータルサイト像を形成しようとしている。エキサイトも同様で、エキサイトという検索ポータルサイト、しかもコミュニティを中心とした世代に向けたポータルサイトにコンテンツ配信というCDNを結びつけた。さらに、IIJ品質のISPネットワークを組み合わせることで、次世代ポータルサイトビジネスへ参入のめどをつけたといえる。

 BB.excite利用者は、品質の高いネットワークに品質の高いコンテンツ、さらに安心して使える課金システムを利用できるようになる。つまり、インフラ、コンテンツ、課金システムを組み合わせることで、エキサイト印のワンストップコンテンツ提供サービスが完結する。さらに、品質の高いネットワークとCDNを組み合わせることで劣化のないコンテンツを配布できる。つまり誰もが満足できる課金コンテンツを配信できるようにになる。

 エキサイト自身は、CDNサービスをクローズサービスとして提供する予定はない。別途会員向けコンテンツ料金として、月額300円を支払うことでBB.xcite以外のユーザも高品位コンテンツを見られるようになる。また、BB.exciteはIIJのネットワークを利用しているため、IIJを上位ネットワークとして利用しているさまざまなISPは、BB.exciteのコンテンツ配信サービスに加入したとしも、ネットワーク的なストレスが少ない。この仕組みがうまく動き出せば、IIJはさらにネットワークを提供する先を増やせ、エキサイトも有料コンテンツの売り上げを延ばせる。つまり、両社どちらにとってもメリットのあるビジネスが展開できるようになるわけだ。

 BB.exciteの参入により、今後既存のポータルサイトのブロードバンド対応は進むことになる。いまのところめだっているのは検索中心のポータルサイトであるが、今後検索以外のポータルサイトもネットワークサービスを併用し、ブロードバンド対応する可能性が高そうだ。また、そうしたすでに培ったポータルサイトのブランドにのっかることで、ISP自身も自分たちのネットワークのOEM先を増やすことができる。次世代のサービスに向けて、ポータルサイトもISPもシフトをはじめたといえそうだ。
《RBB TODAY》

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