
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)が運営する総合転職情報サイト『マイナビ転職』(https://tenshoku.mynavi.jp/)は、「平均初年度年収(未経験・経験者求人別)」「求人件数・応募数」の2026年7-9月の総評を発表しました。本調査は、総合転職情報サイト『マイナビ転職』に掲載された求人の「平均初年度年収(未経験・経験者求人別)」、「求人件数・応募数」の推移を調査したものです。
【TOPICS】
◆26年7月の521.3万円をピークに高水準で推移。経験者求人比率増加が初年度年収を押し上げ【図1、2】
◆26年度上半期平均は513.2万円で過去最高、5年で60万円増加。[金融・保険][IT・通信・インターネット]で特に増加幅が大きい【図3】
◆求人件数は増加傾向。求人件数は[不動産・建設・設備]、応募数は[公的機関・その他]などが押上げ【図4、5】
◆26年7月の521.3万円をピークに高水準で推移。経験者求人比率増加が初年度年収を押し上げ
『マイナビ転職』の正社員求人における平均初年度年収は、26年7月が521.3万円、26年8月が511.6万円、直近の26年9月が512.5万円となった。26年7月の521.3万円は集計開始以来最高値となり、直近3カ月間は引き続き高水準で推移した。
未経験求人・経験者求人別にみると、未経験求人は26年7月が456.8万円、26年8月が451.8万円、26年9月が457.4万円となり、経験者求人は26年7月が585.6万円、26年8月が578.0万円、26年9月が572.2万円となった。 また、未経験求人・経験者求人の比率では、経験者求人が増加傾向にあり、直近の26年9月は48.0%で、前年同月比で5.2pt増加した。
知識・スキルを備えた経験者に対するニーズが高まっている様子がうかがえ、賃金水準が高い経験者求人の増加が初年度年収全体を押し上げている可能性がある。【図1、2】
【図1】

【図2】

◆26年度上半期平均は513.2万円で過去最高、5年で60万円増加。[金融・保険][IT・通信・インターネット]で特に増加幅が大きい
半期ごとの初年度年収平均は上昇傾向にあり、直近の26 年度上半期(26 年4 月-26 年9 月)は513.2 万円で過去最高となった。5 年前の21 年度上半期(21 年4 月-21 年9 月)に比べて60.0 万円増加しており、転職求人の給与には上昇傾向がうかがえる。業種別に26 年度上半期の初年度年収平均をみると、最も高いのは[金融・保険]の625.2 万円で、21 年度上半期に比べて145.7 万円増加している。次いで[IT・通信・インターネット]が21 年度上半期比91.2 万円増の592.9 万円、[コンサルティング]が21 年度上半期比54.9 万円増の570.0 万円だった。【図3】
【図3】

◆求人件数は増加傾向。求人件数は[不動産・建設・設備]、応募数は[公的機関・その他]などが押上げ
『マイナビ転職』の求人件数・応募数について、前年同月の求人件数・応募数をそれぞれ100%として月次の指数を算出した。求人件数は、26年7月は140.5%、26年8月は121.3%、26年9月は140.8%となり、高い水準を保った。応募数は、26年7月は101.8%、26年8月は103.0%、26年9月は98.8%となり、前年同月に近い水準で推移している。
業種別の求人件数・応募数について、直近の26 年9月の求人件数は[不動産・建設・設備][コンサルティング][メーカー]、応募数は[公的機関・その他][環境・エネルギー][金融・保険]が前年同月比の増加率で上位3 業種となった。
職種別の求人件数・応募数について、26年9月の求人件数は「医療・福祉」「コンサルタント・金融・不動産専門職」「電気・電子・機械・半導体」、応募数は「公共サービス」「建築・土木」「管理・事務」が上位となった。【図4、5】
【図4】

【図5】

【調査担当者コメント】

『マイナビ転職』の正社員求人における平均初年度年収は上昇傾向にあり、26年度上半期は513.2 万円で過去最高となりました。5 年前の21年度上半期からは60.0 万円増加しており、中途求人の賃金水準が高まっている様子がうかがえます。その要因の一つとして考えられるのが経験者求人比率の上昇で、知識・スキルを備えた人材に対して高い賃金水準でキャリア採用を行おうとするニーズがうかがえます。業種別では、[金融・保険][IT・通信・インターネット]で特に初年度年収の増加幅が大きいですが、業界ごとの賃金水準の差が生まれている現状もうかがえます。今後も転職求人の賃金水準が高まっていくことが予想されますが、業種間の賃金水準の違いが転職市場にどのような影響を与えるのか、注視していく必要があります。
マイナビキャリアリサーチラボ 研究員 宮本 祥太
【調査概要】
2026 年7-9 月総評 「正社員の初年度年収レポート」と「正社員の求人件数・応募数推移レポート」
○対象:該当月における、総合転職情報サイト「マイナビ転職」に掲載開始された求人情報から、下記除外対象データを除き集計
※除外対象:雇用形態が正社員以外
※厚生労働省「国民生活基礎調査 所得の分布状況」を元に、所得金額上側1%を本レポートでは外れ値として設定
○対象期間:2026 年9 月までに掲載された求人
○計算方法:マイナビ転職では、初年度年収は各求人ごとに幅をもって記載されている。当レポートでは各求人に掲載されている初年度年収の下限と上限の中間の値を平均値として「初年度年収」を算出した。
(例:マイナビ転職上で初年度年収が400 万~550 万円だった場合、当レポート上の1 案件あたりの初年度年収は475 万円と計算)
<調査URL>
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20261015_116092/
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