
協定締結式の様子 (左からSAFFAIRE SKY ENERGYの西村勇毅最高執行責任者COO、みよし市の小山祐市長、中部国際空港の籠橋 寛典代表取締役社長、レボインターナショナルの越川哲也代表取締役CEO)
さらに、みよし市は、SAFで航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクト「Fry to Fly Project」にも参画し、市内の家庭などから回収した廃食用油をSAFへリサイクルする取り組みを進めます。
【協定締結に至った経緯】
廃食用油の国内資源循環による脱炭素社会の実現に向けたプロジェクト「Fry to Fly Project」に参画している中部国際空港が、県内自治体であるみよし市と、国内で唯一の国産SAF量産設備を有するSAFFAIRE SKY ENERGY、出資者である日揮HD、レボインターナショナルの4者を引き合わせたことにより、このたび、みよし市の家庭等から排出される廃食用油を回収してSAFに資源循環させるための協定を締結することとなりました。
製造された国産SAFは当面の間、中部国際空港をはじめとする国内主要空港発の国際線旅客機や貨物機の燃料として使用されることになります。
みよし市、中部国際空港、日揮HD、レボインターナショナルおよびSAFFAIRE SKY ENERGYは連携し、将来、中部国際空港をはじめ各空港において国産SAFのニーズが拡大していくことを見据えて、市民に対する機運醸成を図り、廃食用油の資源循環をより一層推進することでカーボンニュートラル社会の実現を目指します。
【協定の主な内容】
(1) 廃食用油の回収に関すること。
(2) みよし市内で回収した廃食用油を用いたSAF等の製造に関すること。
(3) 本再資源化を広く情報発信する機会の提供に関すること。
(4) その他、本協定の目的を実現するために必要なこと。
【協定に基づく具体的な取り組み】
みよし市は平成19年から市内の回収拠点にて家庭で排出された廃食用油の回収を開始し、現在は市内3か所の回収拠点にて廃食用油の回収を行っています。回収した廃食用油は飼料やバイオディーゼル燃料に再利用していましたが、その用途は限定していませんでした。今回の協定に基づき、10月1日からはみよし市が回収した廃食用油をレボインターナショナルが収集し、国内初のSAF大規模生産を行うSAFFAIRE SKY ENERGYのプラント(コスモ石油堺製油所内、2024年12月完工)へ運び、国産SAFの原料として資源化します。
加えて、市内の給食センターで排出される廃食用油も10月からSAFの原料として活用します。
今後、みよし市は、家庭系廃食用油の回収の利便性向上に向けて、回収拠点の拡充について、民間事業者との連携も含めて検討します。あわせて、広報紙等を通じて取り組みの意義や回収への協力を広く呼びかけます。また、Fry to Fly Projectの教育資料も活用しながら、環境学習の機会の充実を図ります。
本取り組みは、市民の皆様一人ひとりが身近な行動を通じて温室効果ガス削減に貢献できる機会となるものであり、市民・事業者・行政が連携して、温室効果ガスの削減と資源循環の推進に取り組んでいきます。
【2025年度のみよし市における廃食用油の回収実績】
回収場所:【家庭】トヨタ生活協同組合メグリア三好店駐車場、
グリーンステーション三好西側駐車場、三好公園第4駐車場北
【施設】みよし市学校給食センター
回収実績:【家庭】8,660リットル
【施設】4,151リットル

【国内初のSAF大規模生産事業の概要】
日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同で、国内における廃食用油の収集からSAFの製造・輸送・供給に至るまでのサプライチェーン構築に向けて事業化検討を進め、2022年に新会社SAFFAIRE SKY ENERGYを設立し、国内で発生する廃食用油のみを原料とした年間約3万キロリットルのSAFの供給を目指しています。2024年12月にコスモ石油堺製油所(大阪府堺市)内においてSAF製造装置の建設が完了し、2025年4月からSAFの供給も開始しています。供給するSAFは、国際的な持続可能性認証である ISCC CORSIA 認証を取得しています。なお、本事業はNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・ 産業技術総合開発機構)より採択※を受けた助成事業です。
※NEDOホームページ:https://www.nedo.go.jp/koubo/FF3_100312.html

SAF製造装置

SAFの原料となる廃食用油受け入れ施設
【Fry to Fly Projectについて】
「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗などで発生する使用済み食用油を原料とするSAFを用いて、航空機が飛ぶ世界を実現するプロジェクトです。プロジェクトは日揮HDが発起人となって設立し、設立主旨に賛同する企業・自治体・団体が、家庭や飲食店など身近なところで発生する廃食用油の提供を通じて、日本国内における資源循環の促進に直接参加しています。
特設ホームページ:https://www.jgc.com/jp/esg-hsse/initiative/fry-to-fly/

Fry to Fly Projectキービジュアル
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