戦略型RPOサービスを提供する株式会社uloqo(本社:東京都港区/代表取締役:関川懸介、以下「uloqo」)は、コンサルティングファームの在籍者・在籍経験者、およびコンサルティング業界への転職検討者・検討経験者502名を対象に「生成AI時代のコンサルタントキャリア観の実態調査」を実施しました。
1. 調査実施の背景
生成AIの実務活用が広がるなかで、影響の大きさは職種によって異なると考えられます。特にコンサルティング業務は、情報収集・整理から資料化、分析の初期案づくりまで、生成AIが先行して実用段階に達した領域と重なる部分が大きい職種です。また、リサーチや資料作成といった業務は多くのファームで若手が担い、それが育成の過程を兼ねてきました。この領域がAIに置き換わることは、業務価値と人材育成の両方に関わる論点です。
こうした点を踏まえ、生成AIの影響が職業観やキャリア選択にどのように現れているのかを把握するため、本調査を実施いたしました。
■調査結果サマリ
・生成AIの台頭により、今後のコンサルタントの市場価値が「下がる」と予測した回答者は51.0%。2人に1人が市場価値の低下を見込んでいる
・市場価値の低下を予測した理由の1位は「情報・分析力における優位性の喪失」48.0%。2位が45.3%で「リサーチ・資料作成のAI代替」
・生成AIを自身のキャリアに「プラス」と捉える層は57.8%
・生成AIの台頭で、コンサルタントとして働く意向が弱まった、やや弱まったと49.0%が回答
・コンサルタントとして働く意向が弱まった理由は、1位が「AIによる業務代替への不安」39.8%。
2. 調査結果の詳細
■生成AIの台頭により、今後のコンサルタントの市場価値が「下がる」と予測した回答者は51.0%。2人に1人が市場価値の低下を見込んでいる生成AIの台頭により、コンサルタントという仕事の市場価値(社会からの需要や報酬水準)が今後どのように変化していくと思うかという質問に対しては35.3%が「やや下がる」 、15.7%が「大きく下がる」と回答し、合わせて51.0%と2人に1人が市場価値の低下を見込んでいることがわかりました。

■市場価値の低下を予測した理由の1位は「情報・分析力における優位性の喪失」48.0%。2位が45.3%で「リサーチ・資料作成のAI代替」
市場価値が「やや下がる」「大きく下がる」と回答した合計256名に対し、その理由を聞いたところ、最も多かったのは「情報や分析力における優位性(情報の非対称性)が失われるから」が48.0%。次いで「リサーチ・資料作成など中核業務の多くがAIで代替されるから」が45.3%、「クライアントが内製化を進め、外部に依頼しなくなるから」が43.0%、「若手が担う業務がなくなり、業界の入口・育成が成り立たなくなるから」が32.0%、「工数(人月)ベースの単価・報酬水準が下がるから」が30.5%という結果になりました。
個人の業務が置き換わること(リサーチ・資料作成のAI代替45.3%)と同水準で、情報の非対称性の喪失48.0%やクライアントの内製化43.0%といった、業態の前提に関わる項目が上位に並びました。業務の効率化にとどまらず、業界構造の変化を理由に挙げる回答が一定の割合を占めています。

■ 生成AIを自身のキャリアに「プラス」と捉える層は57.8%
生成AIの台頭による変化自体が自身の仕事・キャリアにとって『プラス』と『マイナス』のどちらだと思うかを調査に対しては「プラス」、「どちらかといえばプラス」を合わせた『プラス』は57.8%に対して、『マイナス』は9.6%にとどまりました。コンサルタントの市場価値の見通しでは『下がる』が過半数を占めていたのに対し、自身のキャリアへの影響は逆の傾向を示しています。
コンサルタントの市場価値が「下がる」と回答した256名に限定しても、自身のキャリアには『プラス』61.7%という結果になりました。

■コンサルタントとして働く意向は49.0%が「弱まった」
生成AIの台頭を受けて「コンサルタントとして働くこと」への意向がどう変化したかを尋ねたところ、「やや弱まった」36.3%、「弱まった」12.7%を合わせた『弱まった』は49.0%。「やや強まった」11.6%、「強まった」1.2%を合わせた『強まった』は12.7%にとどまりました。自身のキャリアには前向きな回答が多数を占めた一方で、コンサルタントとして働く意向については逆の傾向を示しています。

■意向が弱まった理由の1位は「AIによる業務代替への不安」39.8%
前項の結果を受けて、意向が「弱まった」と回答した246名に対し、その理由を調査しました。1位は「AIで代替される業務が多く、将来性に不安があるから」で39.8%。これに「報酬・単価の水準が下がると思うから」が32.1%、「求められる水準が上がり、生き残れる自信がないから」が32.1%が同率で続きました。以降は「内製化が進む中で、事業会社側にいた方が面白いと思うようになったから」が30.9%、「採用が絞られ、入りにくくなると感じるから」が25.6%、「以前ほどスキルや経験が身につかない(成長機会が減る)と思うから」が24.4%となりました。
業務が代替されることへの不安が39.8%、求められる水準が上がることへの不安が32.1%と、同水準で並んでいます。また「事業会社側にいた方が面白いと思うようになった」30.9%、「以前ほどスキルや経験が身につかない」24.4%と、職場環境や成長機会に関わる項目も3割前後を占めました。

3.担当者コメント
株式会社uloqo 代表取締役 関川 懸介(せきがわ けんすけ)今回の調査で興味深いのは、「コンサルタントの市場価値は下がる」と51.0%が見ている一方で、生成AIは自分のキャリアにはプラスだと57.8%が答えている点です。コンサルタントとして働く意向が弱まった246名に限っても、61.0%が生成AIを自身のキャリアにプラスと捉えています。AIそのものを悲観しているのではなく、「AI時代に、コンサルタントであり続ける意味」を冷静に見直し始めているのだと思います。

一方で、何を問うべきかを定め、複雑な問題を構造化し、複数の選択肢から判断し、クライアントの意思決定を動かす。こうした仕事までなくなるわけではありません。むしろ、AIによって誰もが一定水準のアウトプットを出せるようになるからこそ、その先で生まれる差は、これまで以上に大きくなります。「求められる水準が上がり、生き残れる自信がない」という回答が32.1%に上ったのは、その変化をかなり正確に感じ取っているからではないでしょうか。
当社は、コンサルティングファームやSI企業を中心に採用支援を行っていますが、候補者が企業を選ぶ基準も、企業が人材に求める能力も、以前とは明らかに変わってきています。本調査の結果は、私たちが日々の採用現場で感じている変化とも一致します。
これからのコンサルティングは何に価値を持つのか、その価値を担う人材をどう育て、評価し、報酬に反映するのか。コンサルティングの価値と、それを担う人材の育成・評価のあり方を、AIを前提に再設計する必要があると考えています。
4.調査概要

5.株式会社uloqoについて
株式会社uloqoは、日本の人手不足解消とDX推進をミッションに掲げ、デジタル領域に強みを持つ採用コンサルティング、採用代行を提供しています。企業様を取り巻く様々な採用課題に対し、
【戦略型RPO】の重要性を提唱しております。
デジタル領域・ハイレイヤー領域に強みを持つ採用コンサルティング・採用代行から、面接代行や
スカウト代行、労務代行、組織開発コンサルティング、評価制度設計支援、人事ERP導入支援まで
幅広く一気通貫型の支援が可能です。
〈会社概要〉
社名:株式会社uloqo
URL:https://uloqo.net/
設立:2016年4月1日
代表取締役:関川 懸介
所在地:東京都港区南青山5-10-2 第2九曜ビル202A
TEL:03-6824-0430
従業員数:75名
事業内容:戦略型RPOの提供、自社メディア digireka!の運用
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