「Dynatrace Intelligence」を大幅に機能強化 AIによる自律運用を実現し、問題の検知から解決までを自動化
※この資料は、米国マサチューセッツ州で2026年7月27日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
AI駆動のオブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するDynatrace(NYSE: DT、日本支社:東京都千代田区、日本支社代表執行役社長:徳永 信二)は、企業が必要とする人による監視・ガバナンスを維持しながら、インシデントの自動解決、障害の未然防止、運用の迅速化を支援する「Dynatrace Intelligence」の大幅な機能強化を発表しました。
Dynatraceは、今年発表した「Dynatrace Intelligence」をベースに、今回新たに、インシデントのトリアージ(優先度判定)や修復を行う「自律型エージェント」と、ノーコードでカスタムエージェントを作成できる機能を追加しました。また、プラットフォームのエコシステム連携も拡充し、チームが日常的に使用しているツールやワークフローに直接インサイトを届けることが可能になります。
一般的なAI駆動型システムは、信頼性の高い意思決定に必要なリアルタイムのコンテキストや適切な制御機能が不足しており、業務自動化を目指すAIプロジェクトの多くが、本番環境でその目標を達成できずにいます。Dynatraceは、エージェント型AIと、複雑な環境に対する決定論的かつリアルタイムな状況把握を組み合わせることで、推測ではなく事実に基づいて行動するAIを実現し、この課題を解決します。
ウェスタン・ガバナーズ大学 技術運用責任者 Angel Marchena氏は、次のように述べています。
「私たちの運用チームは、信頼性とスピードを維持しながら、ますます複雑化する環境を管理しなければならないというプレッシャーに常に直面しています。Dynatraceのリアルタイムのコンテキストに基づいた自動化機能により、手作業による負担が軽減されています。その結果、チームはより付加価値の高い業務に集中できるようになり、運用成果の向上につながっています」
Dynatrace Intelligenceの特徴
Dynatrace Intelligenceは、単に解決策を提示するだけでなく、それに基づいて自動的にアクションを実行します。今回のリリースで追加される機能は以下の通りです。
- Autonomous SRE Agent:新たに検知された問題に対して自律的に動作し、その問題が現在進行中の調査案件に関連するかどうかを判定します。関連が確認されると、調査案件に追加の分析情報を反映するとともに、検知された問題を当該調査案件に紐付けます
- Cloud SRE Agent:修復作業を調整し、AWS、Microsoft Azure、Google Cloudの各環境に置かれたエージェントと連携することで、調査結果や検知事項を一元管理し、自律的な運用に向けた単一の監査可能な記録を提供します。
- Agent Builder:顧客がコードを書くことなくカスタムAIエージェントを作成・展開できるようにし、自律的な運用を各環境固有のワークフローにまで拡張します。
- 機能強化されたDynatrace Assist:自然言語による調査やAIエージェントが活用できるワークフローをさらに拡大し、より多くのユーザーが利用できるようになります。
- 拡張されたエコシステム連携:AWS、Azure、Googleなどのハイパースケーラーをはじめ、ServiceNow、Atlassian、PagerDutyといったエンタープライズ向けプラットフォーム、さらには開発者向けツールや最先端のAI技術との連携を強化します。これにより、チームは既存のシステム環境全体で問題の解決や修復を実行できます。
推測ではなく、明確な答えに基づいて動作するAI
判断の大部分を確率的なアウトプット(推測)に頼る従来のアプローチとは異なり、Dynatrace Intelligenceの全てのアクションは、システムに対する決定論的かつリアルタイムな状況把握に基づいています。あらゆるアクションが環境固有のコンテキストに根ざしており、透明性、監査可能性、ガバナンスを確保できるよう設計されているため、企業はますます複雑化する運用ワークフローの自動化を安心して推進できます。
Dynatrace 最高製品責任者 Steve Tackは、次のように述べています。
「多くのオブザーバビリティプラットフォームはデータの提供にとどまり、人間が答えを見つけ出し、対応策を判断し、アクションを実行しなければなりませんでした。Dynatrace Intelligenceの今回の機能強化により、私たちは組織が単に問題を理解する段階から、自動的に解決する段階へ移行できるよう支援します。決定論的なコンテキストに基づいて行動するDynatraceのエージェント型AIにより、企業はガバナンスと制御を維持しつつ、高い信頼性を持って運用を自動化することができます」
IDC グループバイスプレジデント Stephen Elliot氏は、次のように述べています。
「AI駆動のオブザーバビリティに投資する企業は、データを、信頼できる自律的なアクションへとつながる実用的なインテリジェンスへと変換するための手段を手に入れています。AIが導き出したインサイトと、安全で統制されたアクションとのギャップは、最大の懸念事項の一つです。信頼性の高い方法で確実に成果を上げるために、監査可能な自動アクションを支える、決定論的なリアルタイムのコンテキストが顧客に求められています」
現在、DPS(Dynatrace Platform Subscription)を利用しているSaaSのお客様は、Cloud SRE Agent、機能強化されたDynatrace Assist、および拡張されたエコシステム連携をご利用いただけます。Autonomous SRE AgentおよびAgent Builderは、8月に提供開始予定です。
FAQ:
- Dynatrace Intelligenceとは何ですか?
> Dynatrace Intelligenceは、Dynatraceプラットフォームに組み込まれた高度なAI機能です。複雑なデジタル環境全体にわたって問題を自動的に特定・トリアージ・修復することで、組織は単にインサイトを取得するだけでなく、自律運用を実現することができます。
- Dynatraceはどのような方法で自律運用を実現しますか?
> Dynatraceは、エージェント型AIと特許取得済みの因果関係AI(Causal AI)エンジンを組み合わせることで、IT環境を決定論的かつリアルタイムに把握します。これにより、確率的な推測ではなく実際のデータに裏付けられた、信頼性の高い意思決定とタスクの自動実行が可能になります。
- Dynatrace Intelligenceでは、どんな種類のエージェントが利用可能ですか?
> Dynatrace Intelligenceには、インシデント解決を行う「Autonomous SRE Agent」と、マルチクラウド環境での修復を担う「Cloud SRE Agent」が導入されています。さらに、「Agent Builder」を使用することで、顧客は独自のワークフローに特化したカスタムAIエージェントをノーコードで作成できます。
- Dynatraceは、AI自動化における信頼性とガバナンスをどのように確保していますか?
> Dynatraceは、決定論的AIを活用したアプローチ、透明性の高いアクションログ、監査可能な記録に加え、人による承認や介入を必要に応じて行える仕組みを備えています。これにより、自動化されたプロセスプロセスを適切に管理しながら、信頼性とガバナンスを確保できます。
- Dynatrace Intelligenceでは、どのような外部ツールとの連携が可能ですか?
> Dynatrace Intelligenceは、主要なハイパースケーラー(AWS、Azure、Google Cloud)、エンタープライズ向けプラットフォーム(ServiceNow、Atlassian、PagerDuty)、開発者向けツール、その他の主要なAI技術との連携が可能で、既存のITエコシステム内でシームレスな運用を実現します。
- Dynatrace Intelligenceは、企業が直面しているどんな課題を解決するのでしょうか?
> Dynatrace Intelligenceは、推測ではなく事実に基づいてAIが行動するプラットフォームを提供することで、AI自動化に伴う信頼性の欠如という課題の解決を支援します。これにより、企業は複雑化・分散化が進む環境でも、運用ワークフローを安心して自動化し、手作業による負担を軽減するとともに、システムの信頼性を向上させることが可能になります。
補足資料:
- dtctl: The Dynatrace observability CLI that’s built for AI agents and humans (dtctl: AIエージェントと人間双方のために構築されたDynatrace オブザーバビリティ CLI)
- Dynatrace AI agents begin working for you on day one, and are built to grow with you (初日から稼働し、ビジネスとともに成長するDynatrace AIエージェント)
- Orchestrate multicloud AI agents for autonomous incident resolution (自律的なインシデント解決に向けたマルチクラウドAIエージェントの統括)
DynatraceおよびDynatraceロゴは、Dynatrace, Inc.グループ会社の商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。
(C) 2026 Dynatrace LLC
Dynatraceについて
Dynatrace (NYSE:DT)は、現代のデジタルビジネスのためのオブザーバビリティ(可観測性)を進化させ、複雑化する現代のデジタルエコシステムを強力なビジネス資産へと変革することを支援しています。AIによって強化されたインサイトを活用することで、Dynatraceは組織がより迅速に分析・自動化・イノベーションを実現し、ビジネスを推進できるようにします。Dynatraceがどのように組織のビジネスを支援できるか、詳細はこちら( https://www.dynatrace.com/ja/ )をご覧ください。
将来の見通しに関する記述についての注意事項
本プレスリリースには、Dynatraceの機能およびプラットフォーム、Dynatraceを使用することで組織に期待される現在および将来の利益に関する記述を含む、1995年私募証券訴訟改革法の意味における特定の「将来予想に関する記述」が含まれています。これらの将来の見通しに関する記述には、過去の事実ではないすべての記述、および「予定」、「期待」、「予想」、「意図」、「計画」、「確信」、「追求」、「推定」、および類似の意味の言葉によって識別される記述が含まれます。また、これらの将来の見通しに関する記述は、当社の計画、意図、期待、戦略、見通しに関する現在の見解を反映したものであり、現在入手可能な情報および当社が行った仮定に基づいています。当社は、これらの将来見通しに関する記述に反映されている、または示唆されている当社の計画、意図、期待、戦略、見通しは妥当であると考えていますが、これらの計画、意図、期待、戦略が達成または達成されることを保証するものではありません。実際の結果は、将来見通しに関する記述に記載されたものとは大きく異なる可能性があり、年次報告書、四半期報告書(フォーム10-Q)およびその他のSEC提出書類の「リスク要因」の見出しに記載されたリスクを含め、当社が制御できないさまざまなリスクや要因の影響を受けます。当社は、新たな情報、将来の出来事、またはその他の結果として、本書に含まれる将来の見通しに関する記述を更新する義務を負いません。
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