
レンゴーグループの第二世代バイオエタノール実験用プラント
■事業内容
RSウッドリファイナリーは2025年4月に締結した基本合意書※に基づき設立しました。建築廃材などの原材料を調達しバイオエタノールを製造・販売します。2028年までに年間2万kLの商用生産が目標。バイオエタノールに加え、製造過程で出るリグニン成分を活用し、住宅用塗料の原料などバイオリファイナリー製品の事業化を見据えた開発も進めます。
原材料には住友林業グループの住宅の建設・リフォーム・解体現場で発生する建築廃材などを活用します。住友林業は原材料の安定調達とバイオリファイナリー製品の共同開発・販売を担います。バイオエタノールはレンゴーグループがバイオマス化学品分野で培ってきた技術を活用し、同グループの製紙工場敷地内に新設するプラントで製造します。製造したバイオエタノールは石油元売事業者に販売し、SAFに転換後、航空燃料として使用する計画です。

■背景
航空分野では脱炭素化に向けた国際的な動きが進み、CO2排出削減効果の高い手段としてSAFの需要拡大が見込めます。現在、世界的にSAFの供給量は不足しており、国産SAFの開発と安定供給が急務です。足元では廃食油やトウモロコシ、サトウキビを原料にしたSAF製造技術が確立されているものの、原料の供給制約や食糧との競合といった課題があります。食糧と競合しない木質資源を活用したバイオエタノールは、原料の多様化とCO2排出削減を両立する手段として期待されています。
両社は木質資源を活用したバイオリファイナリー事業に着目し、昨年の基本合意を経て、共同出資会社を設立しました。木材資源を余すことなく活用する事業モデルを構築し、化石燃料からバイオ燃料への転換を加速します。
住友林業グループは森林経営から木材建材の製造・流通、戸建住宅・中大規模木造建築の請負や不動産開発、木質バイオマス発電まで「木」を軸とした事業をグローバルに展開しています。2030年までの長期ビジョン「Mission TREEING 2030」では住友林業のバリューチェーン「ウッドサイクル」を回すことで、森林のCO2吸収量を増やし、木造建築の普及で炭素を長期にわたり固定し、自社のみならず社会全体の脱炭素に貢献することを目指しています。バイオリファイナリー事業を通じて木質バイオマス資源の可能性を最大限に引き出し、CO2排出量を削減し炭素固定量を増やし「ウッドサイクル」を加速・推進します。
■共同出資会社の概要
会社名 : RSウッドリファイナリー株式会社
本 社 : 静岡県富士市上横割10(大興製紙株式会社敷地内)
代表者 : 前田 保(代表取締役社長)
設 立 : 2026年4月1日
資本金 : 5百万円
株 主 : レンゴー株式会社 66%
住友林業株式会社 34%
事業概要 : 木材チップの調達、バイオエタノールの製造
■レンゴー株式会社 概要 (https://www.rengo.co.jp/index.html)
会社名 : レンゴー株式会社
本 社 : 大阪市北区中之島2-2-7
代表者 : 川本 洋祐(代表取締役社長兼COO)
設 立 : 1920年5月
資本金 : 31,066百万円(2025年3月31日現在)
従業員数 : 25,011名(2025年3月31日現在、連結)
事業概要 : 製紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装などの製造・販売事業
※ 2025年4月23日リリース「レンゴーと基本合意書締結、木質由来のバイオエタノール生産へ~持続可能な航空燃料SAFに建築廃材を活用~」参照
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