株式会社ベリサーブ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:新堀 義之、以下 ベリサーブ)は、トレーサビリティ管理ツール「ConTrack」の新バージョンを本日より提供開始しました。本バージョンでは、品質不正を未然に防ぐことのできる「エビデンス管理」の新機能を追加することで、製造業界や金融業界、インフラ業界の企業に向け、高い安全性と説明責任力の向上を支援します。
新「ConTrack」は、自動車や社会インフラ、医療、金融など、高い安全性や説明責任が求められる分野において、分散して管理されがちな開発成果物や関連情報を統合管理し、第三者が見ても理解・確認できる形での説明を可能にします。これにより、企業の品質説明力向上と監査対応の迅速化を支援します。
また、今回SharePointやBoxとの連携も新たに追加したことで、一つの設計・開発プロジェクト内で複数の管理基盤を組み合わせて利用することも実現しました。
トレーサビリティ管理ツール「ConTrack」
https://www.veriserve.co.jp/service/detail/contrack.html

「ConTrack」は分散した情報を統合し、第三者に「説明できる品質」を実現します
■背景
近年、品質不正問題や制度改訂を背景に、製品やサービスに対する品質説明責任は、現場レベルの課題にとどまらず、企業経営に直結する重要なテーマとなっています。
万一、品質トラブルや不具合が発生した場合、企業は「適切に管理・確認していたか」だけでなく、その判断の根拠を、規制当局や取引先、第三者が理解できる形で迅速に説明することを求められます。
しかし、説明を求められた際に、判断の根拠となる設計資料や試験結果、関連文書を必要なタイミングで速やかに取りそろえられず、十分な説明が難しくなるという課題が顕在化しています。
その背景には、実際の業務において、設計資料、試験結果、関連文書などの情報が部門ごと・担当者ごとに異なる場所で管理されているケースが多く、必要な情報を探し出し、整理するまでに多くの時間と労力を要しているという実情があります。
このような状況では、必要な情報を十分に集めきれず、説明内容の妥当性や一貫性を保つことが難しくなり、企業の信頼性やガバナンスの観点からも大きなリスクとなります。
こうした経営課題に対応するため、ベリサーブはトレーサビリティ管理ツール「ConTrack」にエビデンス管理の新機能を追加すると共に、SharePointやBoxとの連携を強化し、品質説明に必要な情報を全社横断で迅速に把握できる環境を整えました。
■新たに追加された機能
「ConTrack」は、開発成果物や試験エビデンスを単に管理するツールではなく、品質説明に必要な情報を開発プロセスの中で自然に蓄積・可視化することで、ビジネスドキュメントDXプラットフォームの実現を目指しています。
今回のバージョンアップでは、その取り組みの一環として「エビデンス管理」と「ファイル管理基盤との連携強化」を中心に、新たに以下の機能を追加しました。
1.エビデンス管理
従来の開発ドキュメント管理に加え、試験結果を「合格/不合格」といった属性情報として管理できるエビデンス管理を追加。試験結果と関連するログや画面キャプチャなどのエビデンスをひも付けることで、品質判断の根拠を明確にし、説明内容の信頼度を高めます。
また、監査や認証対応時には、必要な設計・開発成果物を一覧化し、帳票として出力することが可能です。
これにより、担当者の経験や記憶に依存せず、誰が対応しても同じ根拠に基づいた品質説明を行えるようになります。
【主な機能追加内容】
・試験結果の管理、システム要件・機能要件に対する試験結果の合否出力
・試験結果と試験エビデンスをひも付けて管理するトレーサビリティ管理(試験結果管理機能)
・監査や認証対応時などに必要な設計・開発成果物を収集・一覧化し、提出を支援するレポーティング機能(構成管理品目機能)
2.ファイル管理基盤との連携強化(SharePoint/Box連携※1)
連携する構成管理リポジトリ※2を、従来のSubversion、Gitに加え、SharePoint、Boxへ拡張しました。
一つの「ConTrack」プロジェクトにおいて、複数の管理基盤を組み合わせて利用することが可能です。
既存の業務環境を大きく変更することなく、分散した成果物を開発プロセスの視点で統合管理できるため、品質説明に必要な情報を迅速に把握・提示できる体制構築を支援します。
※1 ソースコード管理リポジトリ(Subversion、Git)およびビジネスドキュメント管理基盤(SharePoint、Boxなど)に分散して管理される開発成果物を、開発プロセスの視点で統合的に可視化・管理するための統合管理基盤のこと
※2 ソフトウェア開発におけるソースコードや関連ファイルを一元管理する場所のこと
■具体的なユースケース
(1)自動車業界における型式認定・監査対応
自動車業界では、過去の大規模リコール問題などを背景に、ISO 26262(自動車機能安全)に代表される機能安全規格への対応を含め、型式認定や監査において、設計や試験結果の妥当性を認証機関や監査者が確認できる形で説明することが求められています。
特に、認定や監査の場では、設計書や試験結果が存在するだけでなく、それらがどのような関係性の基で判断されたのかを説明できる体制の重要性が高まっており、例えば国土交通省は自動車の認証業務において、内部統制の強化や認証プロセスの透明性向上に向けた制度整備を進めています※3。
「ConTrack」は、製品バージョンごとに設計情報や試験結果、エビデンスを構成品として一元管理することで、必要な資料を短時間で特定・一覧化し、国土交通省による認定や監査を想定した迅速な説明を可能にします。
※3 国土交通省「内部統制システムの概要を記載した書面の記載事項等」
https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/20250415/20250415_buturyuzidousya_1.pdf
(2)社会インフラ(電力・水道・ガス)分野における説明責任への対応
電力や水道などの社会インフラ分野では、IEC 61508などの機能安全規格への対応も含め、設備トラブルやシステム障害が発生した際に、規制当局や自治体、利用者に対して説明責任を果たす重要性が高まっています。
また、国の関係省庁や制度を所管する関係機関においても、社会インフラの安定的な提供やリスク管理、説明責任を重視する制度整備が進められています※4。
こうした分野では、設計書、点検記録、試験結果、運用ログなどの情報が分散して管理されている場合、迅速で一貫性のある説明が困難になるケースも少なくありません。
「ConTrack」は、成果物とエビデンスをトレーサビリティで結び、第三者目線で説明可能な形に整理・可視化することで、担当者に依存しない品質説明を支援します。
※4 内閣官房「経済安全保障推進法における特定社会基盤役務の安定的な提供の確保に関する制度について」
https://www.cao.go.jp/keizai_anzen_hosho/suishinhou/infra/infra.html?utm_source=chatgpt.com
■今後の展望
「ConTrack」は今後も、品質説明にとどまらず、設計・開発・試験・監査といった一連のプロセスを、ドキュメントを軸に横断的に可視化・自動化する基盤へと進化させた「ビジネスドキュメントDXプラットフォーム」の実現を目指し、企業の品質説明力向上と開発プロセスの高度化に貢献してまいります。
「ConTrack」が目指すビジネスドキュメントDXプラットフォームについて
https://www.veriserve.co.jp/news/2025/news-20250724.html
■株式会社ベリサーブについて
設立:2001年7月24日
代表者:代表取締役社長 新堀 義之
本社:東京都千代田区神田三崎町3-1-16 神保町北東急ビル
事業内容:ソフトウェア事業
1.ソフトウェアテスト・品質関連事業
2.サイバーセキュリティ関連事業
3.コンサルティング関連事業
4.ソフトウェア開発関連事業
5.その他事業
URL:https://www.veriserve.co.jp/
【本サービスに関するお問い合わせ先】
https://www.veriserve.co.jp/contact/
【リリースに関するお問い合わせ先】
広報部 広報課 佐藤、太田
TEL:050-3640-8194
MAIL:press@veriserve.co.jp
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