SNSは逃げ場ではない。Z世代の約8割がリアルと同等に感じるデジタルの気まずさと、いいね数で可視化される「無言の圧力」の実態をZ-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)(運営:Fiom)が分析。 - PR TIMES|RBB TODAY
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SNSは逃げ場ではない。Z世代の約8割がリアルと同等に感じるデジタルの気まずさと、いいね数で可視化される「無言の圧力」の実態をZ-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)(運営:Fiom)が分析。

「グループLINEで自分が発言した瞬間に会話が止まる…」。可視化された反応に怯えるデジタルネイティブの心理と、SNSが拡張させた気まずさの領域を解明。

Z世代に特化したクリエイティブカンパニーFiom合同会社(本社:東京都渋谷区、代表社員:竹下洋平)が運営しているZ世代の実態や価値観を分析するシンクタンク、Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)は、Z-SOZOKEN THINKTANK 最新調査研究レポートの第二弾として『Z世代の気まずいの感覚』についての調査研究レポートの第6章インサイトサマリー「リアルからSNSへ。広がる気まずさの感覚。」をリリースしました。



Z世代同世代目線による分析で新たなインサイトを発掘、探求するZ世代特化の調査研究機関「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」が調査研究レポートの第二弾として、『Z世代の気まずいの感覚』について独自に調査いたしました。

本調査は、Z世代当事者によって実施されました。

多様なバックグラウンドを持つZ世代当事者である研究員が、約300名のZ世代を対象にアンケートを実施し、彼らの対人関係における「気まずさ」の正体と、それをコミュニケーションに利用する心理を分析。

全52ページに渡る調査レポートを基に、Z世代が「気まずさ」をどのように捉え、消費しているのかを調査しました。

本調査の第6章では、「気まずさ」を感じるフィールドの広がりに焦点を当てています。 かつては対面(リアル)でのコミュニケーション上の問題であった「気まずさ」が、SNSの普及によりデジタル空間へと拡張。

Z世代にとっては、SNSもリアルと同じくらい緊張感を伴う場であり、そこには「数値化された評価」による新たなストレスが存在していることが明らかになりました。

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リアル81%、SNS77%。デジタル空間に「安らぎ」はない?
本調査の第6章から、Z世代にとってSNSは決して「気楽な逃げ場」ではなく、リアルな人間関係と同様、あるいはそれ以上に神経をすり減らす場所になり得ることが判明しました。

SNSとリアル、気まずさは「ほぼ同等」
「『リアル』と『SNS』ではどちらの方が気まずさを感じやすいですか?」という問いに対し、「リアルの場面」と回答したのは81%、「SNS上のやりとり」と回答したのは77%でした 。 この数字は、Z世代がオンライン・オフラインを問わず、常に対人関係の緊張感(気まずさのリスク)に晒されていることを示しています。彼らにとってデジタルとリアルは地続きであり、境界線はもはや存在しません。

「反応」が可視化される恐怖
SNS特有の気まずさの原因として、「グループLINEで発言したら会話が止まる」「SNSでの投稿に誰からもいいねがつかない」といった事象が挙げられます 。 対面の会話なら流れて消える沈黙も、SNS上では「既読がついたのに返信がない」「投稿がスルーされている」という形でログとして残り、可視化されてしまいます。この「見えすぎてしまう他者の反応」が、Z世代に強烈な気まずさを与えています。

SNS=人間関係の成績表
「SNSだと仲がいいのにリアルで会うと会話が続かない」という現象も、SNS起点で関係が始まるZ世代ならではの悩みです 。SNSは彼らにとって「人間関係の可視化ツール」であり 、そこでの振る舞いや反応数は、ある種、自分のコミュニケーション能力や人気度を示す「成績表」のような役割を果たしてしまっていると言えます。

【調査研究レポート解説】第6章「リアルからSNSへ。広がる気まずさの感覚。」
レポート本編では、リアルとSNSにおける気まずさの比較データと、SNS特有のシチュエーションを図解しています。ここでは、第6章の主要なスライドの内容をご紹介します。

リアルだけでなく、SNS上でも「気まずさ」を感じるZ世代 ~どちらも同じくらい高い水準~



「リアル」と「SNS」での気まずさの感じやすさを調査したところ、リアルの81%に対し、SNSも77%と非常に高い数値を示しました 。 一般的に「ネット弁慶」という言葉があるように、対面よりもネット上の方が強気になれたり、気楽に振る舞えたりするイメージがありますが、Z世代に関してはその定説は当てはまりません。彼らはデジタル空間においても、リアルと同等の「空気を読む」プレッシャーを感じています。

Z世代はSNS上の「実際に感じることのできない雰囲気」にも気まずさを感じる傾向 ~関係性の可視化が生む弊害~



SNS特有の気まずい瞬間をイラストで表現しています。
グループLINEの沈黙:「自分が発言したせいで場が白けたのではないか?」という不安が、既読数によって増幅されます。
いいね不足:「投稿がスルーされている=関心を持たれていない」という事実が数値として突きつけられます。
リアルとの乖離:SNS上のテンションとリアルの温度差により、対面時に「何を話せばいいかわからない」という逆転現象が起きます。 これらは全て、SNSが「わざわざ口には出さないような関係性」を可視化してしまうツールであるがゆえに生まれる、現代特有の気まずさです。


調査概要
調査名:Z世代のきまずいの感覚についての意識調査
調査対象:全国のZ世代(18歳~24歳)
調査期間:2025年7月~8月
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:n=299
調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所 運営:Fiom合同会社)

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Z-SOZOKEN所長のコメント
◆竹下洋平(たけしたようへい)
Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)所長
Fiom合同会社CEO

2005年生まれ。2021年10月にFiom合同会社を設立。Z世代のクリエイターの創造性を最大化させるをミッションに、Z世代によるZ世代向けのコミュニケーションプロデュース事業、リサーチ&プランニング事業を展開している。上場企業から大企業、中小企業、ベンチャー、スタートアップ、行政や自治体と幅広い組織の支援実績を持つ。Z世代の創造性を活かし、Z世代向け広告コミュニケーションの上流設計から制作、運用までワンストップで実行支援する。






第6章のデータが突きつけたのは、「デジタルネイティブ=ネット空間ならストレスフリー」という大人世代の思い込みとは真逆の実態です。

リアルでの気まずさが81%であるのに対し、SNS上でも77%が気まずさを感じているという事実は、私たちZ世代にとってSNSがもはや「逃げ場」ではなく、24時間365日、常に誰かの視線に晒され、空気を読み続けなければならない「終わりのない教室」であることを物語っています。

「いいね」の数や「既読」のスピードが、自分の価値や人間関係の温度感として可視化されてしまう残酷さ。私たちは、その数値化された評価に一喜一憂し、「グループLINEで自分が発言した瞬間に会話が止まる」といった微細な変化に、「拒絶されたのではないか」という恐怖を感じ取ってしまいます。

だからこそ、私たちはその息苦しさを「気まずい(きまZ)」という言葉でポップに表現し、笑いに変えることで、なんとか心の均衡を保っているのかもしれません。

企業がZ世代と向き合う際も、SNS上の華やかなエンゲージメントだけでなく、その裏側にあるこうした「可視化されることへの疲れ」や「失敗できない緊張感」に寄り添う姿勢こそが、深い共感と信頼を生む鍵になるはずです。

「Z世代に刺さる気まずさとは何か?~Z世代の気まずいの感覚を徹底解剖~」



今回の内容をZ世代当事者のリアルな声と共に深掘り解説する「Z-SOZOKEN ACADEMY」

その第2回目となる講座を、2025年12月9日に、「Z-SOZOKEN ACADEMY 第二回特別講座」の開催を決定しました。

特別講座のテーマは、「Z世代の気まずいの感覚」について。

全52ページにわたる調査レポート『Z世代の気まずいの感覚についての意識調査』 をもとに、Z世代のインサイトを詳しく分析・解説。

そこから、Z世代が抱える「気まずさ」というネガティブな感情を、いかにして「共感」や「エンターテイメント」へと昇華させているのか、そのメカニズムとマーケティングへの応用プロセス(2R1Sフレームワークなど) を、実践例を交えてご紹介します。

さらに、以下のURLよりお申込みいただいた方には、通常11,000円(税込)の参加費を、初回参加に限り"無料”でご招待いたします。

「『気まずい』がなぜトレンドになるのか、その背景が理解できない」
「Z世代に向けたコミュニケーションで、距離感を誤り『痛い』と思われていないか不安」
「ネガティブな感情をポジティブな共感に変える、コンテンツの切り口を知りたい」

そんな課題をお持ちの方は、ぜひご参加ください。

▼「Z-SOZOKEN ACADEMY 第二回特別講座」概要
タイトル:「Z世代に刺さる“気まずさ”とは何か?~Z世代の気まずいの感覚を徹底解剖~」
日時:2025年12月9日(火)19:00~21:00
開催形式:オンライン配信(Zoom Webinar)
参加費:通常11,000円(税込)→ 初回限定“無料”ご招待
主催:Fiom合同会社 / Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)

▼スケジュール
19:00-19:40:Z世代リサーチャーによる調査レポート解説
19:40-20:20:現役Z世代当事者によるZ世代リアルボイスが体感できるトークセッション
20:20-20:50:参加者によるZ世代へのリアルタイム壁打ち質問コーナー
20:50-21:00:クロージング

特別講座へ申し込む(初回無料)

調査研究レポート(全52ページ)を無料でダウンロード
今回ご紹介した内容は、調査レポートのほんの一部です。

レポート本編では、「Z世代が気まずさを感じる具体的なシチュエーション」や「気まずさを活用したマーケティングフレームワーク(2R1S)」など、明日からの企画やコミュニケーション設計にすぐに活かせる実践的な情報を多数掲載しています。

少しでもご興味をお持ち頂きました方はぜひ下記よりダウンロードしてご活用ください。

調査研究レポートをダウンロードする

Z世代への訴求にお悩みの方へ
「Z世代向けの広告が『広告っぽい』と言われ、すぐにスキップされてしまう…」
「リアル風の広告を作っても、Z世代には『巧妙な広告だ』と見抜かれて不信感を抱かれていないか…」
「Z世代が『SNS疲れ』しているのは分かるが、では企業はどうコミュニケーションを取ればいいのか…」

今回の調査結果を見て、少しでもそう感じたご担当者様へ。

弊社はメンバー全員がZ世代当事者で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニーです。

Z世代ならではの感性や同世代の視点を活かしたアプローチで、マーケティングリサーチ、戦略設計から企画立案、制作、運用までワンストップで統合的にご支援しております。

Z世代や若年層向けの企画制作マーケティング/ブランディングでお困りの方はお気軽にご相談ください。
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「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」について



Z世代の創造性で未来を創る。Z世代特化の次世代型シンクタンク。
「Z-SOZOKEN」とはZ世代向けクリエイティブカンパニーFiom合同会社が運営しているZ世代同世代目線による分析で新たなインサイトを発掘、探求するZ世代特化の次世代型シンクタンクです。
Z世代の実態や価値観をZ世代当事者たちが様々な観点から把握・分析。
時代の最先端をゆくZ世代の未知なる文化を解き明かし、時代を切り開く新たな価値観を探求しております。
リアルZ世代起点でZ世代に届く共感を軸としたコミュニケーションやプロモーション設計に活用できる実践的なマーケティング情報を提供しています。

公式サイト:https://z-sozoken.studio.site

Fiom合同会社について



Z世代に特化したZ世代のクリエイティブカンパニー
メンバー全員がZ世代で構成されたZ世代に特化したクリエイティブカンパニー。
Z世代の創造性を基点としたZ世代目線のアプローチを実施。
Z世代向け広告コミュニケーション領域の上流設計から制作・運用まで実行支援する。
時代の最先端をゆくZ世代の感性を活かしたクリエイティブカンパニー。

社名:Fiom合同会社
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目23番4号桑野ビル2階
設立:2021年10月15日
代表:竹下洋平
HPhttps://fiom-llc.studio.site

本件に関するお問い合わせ
メール info@fiomllc.com
お問い合わせフォーム https://fiom-llc.studio.site/contact

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