ヘッドウォータース、セキュア社と無人店舗の運営課題を解決するAIエージェントソリューションを共同開発 - PR TIMES|RBB TODAY
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ヘッドウォータース、セキュア社と無人店舗の運営課題を解決するAIエージェントソリューションを共同開発

 AIソリューション事業を手がける株式会社ヘッドウォータース(本社:東京都新宿区、代表取締役:篠田 庸介、以下「ヘッドウォータース」)は、セキュリティソリューション事業の株式会社セキュア(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:谷口 辰成、以下「セキュア」)と共同で、無人店舗の運営課題を解決するAIエージェントソリューションを開発しました。



▲無人店舗向けAIエージェントソリューションのデモ映像:https://youtu.be/i-WgrJ8AQj4

 本ソリューションは、未来型無人店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」(※1)の実証を通じて培った技術を基盤に開発されました。骨格検出(※2)により、来店客の行動データを高精度で取得し、購買行動を定量データ化して活用することで、品陳列・販促施策・レイアウト改善など、無人店舗運営における意思決定を高度化します。

 さらに生成AI(GPT-5)による自律運営と、Azure AI Foundryを活用したGrokモデル(※3)により、顧客行動や店舗状況をリアルタイムで分析し、安全な基盤上で施策を即時に実行します。これにより、これまで構想段階にとどまっていた無人店舗運営を、実装レベルで実現します。

■無人店舗運営における3つの課題と解決アプローチ
 本ソリューションは、AIエージェントによる無人店舗運営の課題解決を目的に開発されました。

・業務過多による改善余力不足
 日常業務や来客対応に追われ、戦略立案やサービス改善に手が回らない課題があります。AIによる業務自動化により、現場に改善活動のための時間を創出します。

・販促施策の実行・効果不足
 従来型の一方向キャンペーンでは、来店促進や売上向上につながりにくいという課題があります。Grokモデルを活用したリアルタイム分析と自動実行により、最適な施策を即時に展開することで、販促活動のスピードと精度を飛躍的に高めます。

・顧客・店舗特性に即した価値提供不足
 画一的な施策は、顧客満足度を阻害します。購買履歴や行動データを活用し、地域や店舗特性に合わせたレコメンドを提供します。

■ソリューション概要
 本ソリューションは、ヘッドウォータースがAIエージェント設計と業務支援ノウハウを、セキュアがスマートストア環境を担い、共同開発しました。GPT-5やGrokを搭載したプライバシー配慮型の自律システムで、AIエージェントが連携して無人店舗運営の支援を行います。

1. 店舗業務Agent
 AIカメラなどのリアルタイムデータをMicrosoft Fabric(データ分析プラットフォーム)で統合管理し、在庫管理や棚割り、発注業務まで効率化します。

‐発注最適化
 AIカメラやPOSデータを組み合わせて棚卸・品出しを効率化し、SNSなど外部データも活用した精度の高い発注提案を実現します。

‐損失低減
 サイネージと連動した在庫可視化により販売状況を即座に把握。顧客行動分析をもとに棚割りを自動提案し、廃棄ロスや機会損失を最小化します。

‐業務効率化
 リモート環境から棚割りシミュレーションや品出し管理が可能。AIが関節の動きまで解析し、三次元データを活用して具体的な棚割りを提案します。

‐Agentic Web(※4)による業務自動化
 社内システムと連携し、データを基にしたレポート作成や発注業務を自動化します。


▲店舗業務Agent画面イメージ

動画URL:https://youtu.be/a0izCzTx8l4

2. リアルタイムデータ × サイネージ広告 コーディングエージェント
 本機能は、Grokによるトレンド解析とコーディングエージェントによるプログラム自動生成を組み合わせ、無人店舗の販促を自動最適化します。

‐トレンド活用
 SNSや気象データ、地域イベント情報などをリアルタイムで解析し、来店客に響くサイネージ広告や館内アナウンスを即時生成します。最新の「バズ」や話題性を活用し、店舗内の販促を常に鮮度高く保ちます。

‐広告効率化
 売りたい商品の情報や在庫状況を入力するだけで、サイネージ広告や館内アナウンスを自動生成。業務工数や外注コストを削減し、スピーディーな販促展開を実現します。また、カメラデータを活用し、混雑状況や顧客層に応じた広告を展開します。

▲サイネージ広告の生成イメージ

動画URL:https://youtu.be/FVJKRWti2KE

‐損失低減・セキュリティ対策
 在庫データと連動させ、売れ行きの悪い商品の販促を即時実行することで廃棄ロスを削減します。さらに不審行動を検知した場合は、館内アナウンスで即時対応します。

‐人間味ある接客体験
 AIが自然な声色で販売コールやアナウンスを行い、無人店舗特有の「寂しさ」を解消して顧客に温かみのある購買体験を提供します。

3. ハイパー・パーソナライズエージェント
 スマートフォンアプリを通じて、利用者の行動と実店舗をリアルタイムに連動させます。Deep ResearchやGrokなどの最新技術を活用し、潜在的なニーズを捉えて、最適な購買体験を提供します。ロイヤルユーザーは、来店前に商品選択から決済までアプリで完結できるため、利便性が大幅に向上します。
 さらに、AIが顧客と対話しながらパーソナライズされたレコメンドを行い、満足度や客単価の向上に貢献します。個人情報は店舗内で処理されるため、プライバシー保護に対応した安全な運用が可能です。加えて、在庫状況や棚位置情報と連携し、店内の購買行動を効率化します。
これにより、従来の画一的な販促では得られなかった、深い顧客体験とLTV(顧客生涯価値)の向上を実現します。

▲パーソナライズレコメンドの生成イメージ

動画URL:https://youtube.com/shorts/22P2GXiuRJY?feature=share

■SECURE AI STORE LAB 2.0での共同実証について
 本ソリューションは、未来型無人店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」の共同実証を通じて開発されました。同施設では、セキュアの監視カメラから取得した映像を利用するトラッキング技術を活用、人の行動データを解析して購買動線を可視化することで店舗運営の高度化を実現します。これまで把握できなかった顧客行動を定量化することで、無人店舗運営の新たな可能性を開きます。

 また、両社はこれまで「空席&混雑状況見える化ソリューション comieru Live」や顔認証決済プラットフォームの提供を通じて協業を重ねてきました。こうした実績を基盤に、AIエージェントを実装レベルで店舗運営に適用する段階へと進化させています。

・セキュア 取締役 平本洋輔氏のエンドースメント
 セキュアは監視カメラを単なるセキュリティ機器としてではなく、企業経営を支える高度なITネットワークソリューションとして位置付け、さまざまな業界の課題解決に取り組んでまいりました。一例がリテールDXを実現する、未来型無人化店舗「SECURE AI STORE LAB 2.0」です。
 高度なAI技術を持つヘッドウォータース社とは、リテール業界の課題解決のために共同で研究開発を進めてきました。今回のAIエージェントと骨格検出技術を活用したソリューションによって、店舗と顧客の両方に新しい体験と経済的価値を提供することを目指します。
 今後もヘッドウォータース社との連携をさらに強化し、「AI(画像解析)×セキュリティ」を柱にさまざまな業界の課題解決を通じて社会に貢献してまいります。

・ヘッドウォータース 取締役 兼 ITインキュベーション事業本部長 
 西間木 将矢のエンドースメント
 お客様との大事な接点である実店舗運営では、人材不足を始めとした多くの課題を伺っています。
今回の共同開発は、顧客体験の最重要拠点である現場において、現場の知見と最先端AIエージェントを融合させた大きな一歩です。
 特に、Azure Open AI(GPT-5)を活用した自律型店舗オペレーションと、Azure AI FoundryでのGrokモデルによるリアルタイム分析は、店舗運営を革新する技術です。
本ソリューションを通じて、無人型店舗を単なる省人化ではなく、新時代の顧客体験を創出する場へと進化させることを目指します。
 今後もセキュア社との連携を強化し、小売・流通業界全体のAIエージェント活用を推進してまいります。

■今後について
 本ソリューションは、両社の共同体制のもと、速やかに提供を開始します。
今後は、無人店舗運営を目指す企業に向けて本格的に導入提案を行い、業界全体のDXと新たな顧客体験の創出を推進してまいります。 

 なお、本件による当社の当期業績に与える影響は軽微であります。今後開示すべき事項が発生した場合には速やかにお知らせいたします。

以上

※1:SECURE AI STORE LAB 2.0について
 AI STORE LAB 2.0│株式会社セキュア

※2:骨格検出とは
 AIカメラで撮影した映像から、人間の関節や体の動きをリアルタイムに解析し、人物の姿勢や行動をデータ化する技術です。店舗では、来店客がどの商品棚にどのくらいの時間滞在したか、どのような動作をしたかなどを把握できます。これにより、購買動線や興味関心を定量的に分析し、商品陳列や販促施策、防犯対策に活用することが可能です。
また、取得するのは骨格情報のみで、顔や個人を特定できる情報は記録されないため、プライバシー保護にも配慮した安全な仕組みです。

※3:Azure AI FoundryでのGrokモデル活用について
 Azure AI Foundryは、Microsoftが提供するAI開発・運用基盤です。今回のソリューションでは、この基盤上でxAI社が開発した大規模言語モデル「Grok」を活用します。これにより、SNSや店舗データなどのリアルタイム情報を安全に統合・分析し、即時の施策実行を可能にします。
https://devblogs.microsoft.com/foundry/announcing-grok-3-and-grok-3-mini-on-azure-ai-foundry/

※4:Agentic Web(エージェンティック・ウェブ)とは
 大規模言語モデル(LLM)を搭載したAIエージェントが、インターネット上のさまざまなサービスやシステムとAPI連携し、人手を介さず自律的にタスクを遂行する次世代型のウェブ概念です。
これにより、従来は人が操作していたシステム間連携や情報更新が自動化され、リアルタイムかつセキュアな業務遂行が可能になります。

■商標について
 Azure AI Foundryは、米国 Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他、記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

■参考情報
・セキュアとの協業を強化し、 AIエージェントを活用した監視カメラソリューションを共同開発
https://www.headwaters.co.jp/news/headwaters_secure_ai_agent_survaillance_camera.html

・セキュアとリテールDX開発の協業強化~大手リテール向けに店舗DX支援サービスの展開を加速~
https://www.headwaters.co.jp/news/secure_retail_dx.html

・未来型無人化店舗「SECURE AI STORE LAB」にて、顔認証決済マネジメントプラットフォームの提供を行いました。
https://www.headwaters.co.jp/news/ai_store_lab.html

■会社情報
 会社名 : 株式会社セキュア
 所在地 : 〒163-0220 東京都新宿区西新宿二丁目6番1号 新宿住友ビル20階
 代表者 : 代表取締役社長 谷口 辰成
 設 立 : 2002年10月16日
 URL  : https://secureinc.co.jp/

 会社名:株式会社ヘッドウォータース
 所在地:〒163-1304 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー4階
 代表者:代表取締役 篠田 庸介
 設 立:2005年11月
 URL :https://www.headwaters.co.jp

■本件のお問い合わせ先
株式会社ヘッドウォータース
メール:info@ml.headwaters.co.jp

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