IBM webMethods Hybrid Integration: エージェント型AI時代の統合 - PR TIMES|RBB TODAY
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IBM webMethods Hybrid Integration: エージェント型AI時代の統合

筆者:IBM Software Automation担当バイス・プレジデント マドゥ・コチャ(Madhu Kochar)

IBMは、Think 2025において、IBM webMethods Hybrid Integrationを発表しました。IBM webMethods Hybrid Integrationは、あらゆる統合のシナリオで統一された体験を実現し、AI時代の統合を再構築します。AI、API、アプリケーション、イベント、ファイル、B2B/EDI、メインフレーム内のデータなど、今日の企業にとって重要な役割を担うデータを統合することで、生産性を大幅に向上させることができます。一般提供は2025年6月中旬を予定しています。


生産性向上のための統合アプローチ
企業は、AIから価値を引き出すというビジネス上の要請、API、Kafka、統合の増大、デジタル・トランスフォーメーション(DX)など、今日の急速な変化の中で、技術スタックにこれまで以上のものを求めています。しかし、これらの要求の複雑さにより、ほとんどの技術スタックは、AIに対応したイノベーション基盤に進化できていません。


IBM webMethods Hybrid Integrationは、オンプレミスとマルチクラウド環境全体にわたる多様な統合パターンの包括的な開発、デプロイメント、管理、モニタリングを提供します。IBMのトップクラスの統合機能を基盤に構築され、それらを一体のソリューションに統合しています。メインフレーム内のデータへのアクセスやB2Bデータ交換の簡素化、IBM watsonxによるAIエージェントの活用など、既存の投資と次世代の統合テクノロジーとのギャップを埋めるものです。


IBM webMethods Hybrid Integrationは、分散環境全体で迅速なアクションを可能にするよう設計されており、共有ツールとアセットに加え、ハイブリッド・コントロール・プレーンによる集中制御を提供します。これにより、一元管理が容易になり、すでに過負荷となっているITチームが多大な工数を投じている運用やトラブルシューティングを合理化できます。


複数の統合パターンとデプロイメントを一元化することで、ユーザーは統合環境全体の可視性とエンドツーエンドの監視を得ることができます。ガバナンスを一元化することで、お客様の生産性が向上し、認証の一元化、また、コンプライアンスとセキュリティーに対応することができ、よりレジリエントでアジャイルなビジネスを実現します。



ビジネスのあらゆる部分を強化するエージェント型AI
AIは統合のアドオンではなく、開発ライフサイクルのあらゆる段階におけるエンタープライズ統合の実行方法の根本的な変化です。IBM webMethods Hybrid Integrationは、エージェント型AIを活用して統合ユースケースを強化し、専門家と業務部門のユーザーの生産性を向上させます。また、モデル・コンテキスト・プロトコル(MCP)やエージェント・コントロール・プロトコル(ACP)などの進歩の基礎を築くことで、組織がAIへの対応を加速できるようにします。


Integration Agent
Integration Agentは、IBM watsonx を搭載したAIを活用し、言語ベースのSDK、API、イベント間の統合を自動的に生成することで生産性を高めます。開発者だけでなく、技術者以外のユーザーでも、エージェント機能を活用して、複雑な統合を構築、テスト、デプロイ、監視することができます。


API Agent
高度なエージェント型AIを活用することで、API Agentは以下のようなAPI管理アクションを自律的に計画・実行することができます。
- 自然言語入力に基づいて既存のAPIを検出し、冗長性を考慮して開発効率を向上
- 自然言語でAPI仕様とバックエンド・コードを作成し、ドキュメンテーションの改善とエラーの修正によってコード・ファーストとデザイン・ファーストのアプローチを支援
- APIがベスト・プラクティスとポリシーに合致していることを確認するため、ルール・セットを使用して仕様を検証することで、APIガバナンスをサポート
- テストケースを自動的に生成・実行することで、APIの品質を向上





AI Gateway
AI Gatewayは、AIサービスの可視性と制御を提供し、AIインタラクションをルーティングするための単一の制御ポイントを提供します。トークンの使用状況を監視し、コスト超過を防止するための基準を設定し、反復的な呼び出しにトークンを使用しないようにレスポンスをキャッシュすることで、企業のコスト管理を支援します。AI Gatewayは、以下のような機能により、AIの活用を加速させることができます。
- 社内チームがAI APIを使用するためのセルフサービス登録、開発者の迅速な立ち上げと実行
- トークン・ベースのレート制限とレスポンス・キャッシングのポリシー
- モデルやプロバイダー間の使用状況を表示するダッシュボード







B2Bパートナーを迅速かつ柔軟に統合
IBM webMethods Hybrid Integrationは、取引先エコシステムの重要性を認識し、堅牢なB2B統合機能を備えています。セルフサービスのオンボーディングと管理により、パートナーとのエンゲージメントを促進し、さまざまな環境間でのやり取りを合理化します。


IBM Sterling B2B Integration VANにより、企業はIBM webMethods Hybrid Integrationを介して310万を超える取引先と迅速に接続し、取引することができます。これにより、ビジネス・データの交換を最適化し、重要なワークフローを自動化することができます。アプリケーション統合と組み合わせることで、社内システムと外部パートナーをつなぐシームレスなエンドツーエンドのプロセス自動化を実現します。


スタックに組み込まれたビジネスの俊敏性
技術スタックは、進化するビジネス・ニーズにリアルタイムで適応する、動的でスケーラブルかつインテリジェントな統合によって成長します。イベント駆動型のアーキテクチャーとAPI駆動型の自動化は、企業がリアルタイムのデータに対応して優れた顧客体験を提供し、ビジネス・オペレーションを最適化して競合他社を凌駕することが求められる「ナウ・エコノミー」で成功するために不可欠です。最新の統合戦略では、中核の統合パターンとして扱われる動的なイベント駆動型アーキテクチャーを活用して、既存システムと最新システムにまたがるリアルタイムのビジネスの静的ワークフローを置き換える必要があります。
- イベント・エンドポイント管理は、許可されたユーザーがイベントを検出して使用できるようにし、APIのようなイベント・ソースを管理して企業全体で再利用できるようにすることで、イベントとの統合を統一し、合理化します。Kafkaの実装や、Kafkaプロトコルを実装したイベント・ブローカーと連携するように構築されています。
- API駆動型コンポーザビリティーにより、アーキテクトは、ビルディング・ブロックのようにAPIを組み立て、再構成することで、柔軟で再利用可能かつスケーラブルな統合を作成することができます。資産の再利用とモジュール性は、ビジネス・ニーズの市場投入までの時間を短縮する基本原則です。



メインフレームから最新の価格設定とパッケージングまで、ROIの最大化
IBMは、お客様がメインフレームなどのテクノロジーに多大な投資を行ってきたこと、また、最新の消費ベースの価格設定へのニーズがあることを認識しています。IBM webMethods Hybrid Integrationの提供開始により、これらのテクノロジー投資を基盤として、技術スタックだけでなく、運用モデルや価格設定モデルのモダナイゼーションを目指すお客様と協力していきます。
- メインフレームのデータとサービスの活用:IBM webMethods Hybrid Integrationは、メインフレームに保存されているデータの大変重要な価値を活用し、統合開発者がメインフレーム・サービスにアクセスできるように設計されています。
- 消費ベースの価格設定:IBM webMethods Hybrid Integrationは、トランザクションに基づく従量課金制によって柔軟性を提供し、コスト管理を強化します。お客様は、予測可能で柔軟な価格設定により、実際のニーズに基づいて使用量を増減し、使用した分だけ支払うことができます。



今後の展望:AI基盤の準備
IBM webMethods Hybrid Integrationは、エンタープライズ統合にとって重要な一歩であり、テクノロジーだけでなく、現代の複雑な統合をナビゲートし、俊敏性を高め、イノベーションを加速する上での戦略的優位性を提供します。


IBM webMethods Hybrid Integrationは、2025年6月16日より一般提供を開始します。


IBM webMethods Hybrid Integrationの詳細はこちらをご覧ください。


当報道資料は、2025年5月6日(現地時間)にIBM Corporationが発表したブログの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。


IBM、IBMロゴ、ibm.com、watsonxは、米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。

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