ServiceNow、新たなServiceNow AI Platformを発表 あらゆるAI、あらゆるエージェント、あらゆるモデルの企業全体での活用を推進
- エージェンティックかつオープンな時代に対応するために刷新されたプラットフォームは、インテリジェンス、データ、業務プロセスの連携を統合し、ビジネス全体の最適化を実現
- ServiceNow AI Platform全体にまたがる新たなイノベーションおよびMicrosoft、NVIDIA、Google、Oracleなどとのパートナーシップにより企業全体の業務連携を促進
- Adobe、Aptiv、NHL、Visa、Wells Fargoなどのグローバルリーダー企業は、測定可能な成果を生み出すためにServiceNow AIを活用
ServiceNow(NYSE:NOW)は本日、大規模な年次カスタマー・パートナーイベント「Knowledge 2025」を開催し、新たなServiceNow AI Platformを発表しました。本Platformにより、あらゆるAI、あらゆるエージェント、あらゆるモデルの企業全体での活用を推進します。次のステージでは、プラットフォームのさらなる進化と、NVIDIA、Microsoft、Google、Oracleなどの戦略パートナーとの連携を一層深めた取り組みを展開していきます。Adobe、Aptiv、NHL、Visa、Wells Fargoなどのグローバルリーダー企業は、測定可能な成果を生み出すためにServiceNow AIをすでに活用しています。
あらゆる業界において、リーダーたちは複雑さに直面しています。分断されたシステム、ばらばらなデータ、AI戦略の欠如、そして限られたリソースでより多くの成果を求められるプレッシャーなどの課題に対応する中で、AIによるイノベーションは、ビジネスのあり方を根本から変える力をもたらしています。レジリエンス(回復力)、業務効率、コスト最適化を実現し、技術的負債や予測不能な状況の解消にもつながります。しかし、こうした変革を成功させるためには、将来に備えたプラットフォームとともに、エージェンティックAIを受け入れるための明確なビジョンと確固たるコミットメントが必要です。
先行して取り組んでいる企業では、すでにAIエージェントが成果を上げており、ビジネスのあらゆる側面で生産性の向上を実現しています。財務面のメリットも明らかです。ServiceNowの「Enterprise AI Maturity Index」調査1によると、エージェンティックAIを活用している組織の55%が粗利益率を改善しており、未導入または検討していない組織の22%と比べても、その効果は顕著です。ServiceNowは、20年以上にわたるオートメーションの実績と、複雑なエンタープライズワークフロー課題への対応から得た確かな成果をもとに、AIを人のために活用する企業にとってのゲームチェンジャーとなるAIプラットフォームを提供しています。
ServiceNow会長兼CEO ビル・マクダーモット(Bill McDermott)は、次のように述べています。
「ServiceNowは、ServiceNow AI Platformにより企業変革の新たな時代を始動します。我々は、あらゆる業界、あらゆるエージェント、あらゆるワークフローにわたって、AIの力を最大限に引き出します。数十年にわたり、企業のトップはビジネス変革を迅速化するためにテクノロジーを活用したいと切望していました。この次世代アーキテクチャによって、ついにリアルタイムで統合型エンタープライズを運営するための基盤が整いました。私たちは、AI・データ・ワークフローを単一のプラットフォーム上で連携、統合できる唯一の存在です。21世紀のAIオペレーティングシステムであるServiceNowを活用し、今こそ、未来の可能性を切り拓く時です。」
世界で最も先進的な企業はすでに、ServiceNowのエージェンティックAIを活用し、業務の進め方、イノベーションの起こし方、そして価値の提供方法を変革しています。
- Adobeは、ServiceNowのエージェンティックAIを活用して、ITおよびワークプレイスサービス全体の自動化を加速させ、イノベーションと成長を推進しています。パスワードのリセットや証明書管理といった高頻度のリクエストにAIエージェントを導入することで、対応チケットの件数を削減し、解決までの時間を短縮し、従業員の生産性向上を実現しています。また、Workflow Data FabricとRaptorDBを重ねて、データをさらに高速かつ大規模に処理できるようにする予定です。
- AptivとServiceNowは、ミッションクリティカルな産業におけるインテリジェントな自動化と業務のレジリエンス強化を推進しています。両社が最近発表したパートナーシップでは、ServiceNow AI Platformの強みと、Aptivのエッジインテリジェンスを組み合わせることで、自動化と効率性のさらなる向上を目指しています
- NHLは、業務の効率化を図るためにServiceNow AIを全面的に導入しています。これにより、従業員が問題を迅速に解決しやすくなるだけでなく、アリーナの技術スタッフが試合当日の体験を向上させることにもつながり、最終的には何百万人ものファンを魅了しています。
- Wells Fargoは、複雑なワークフローの自動化とリアルタイムでのデータ処理を実現するために、RaptorDBとともにServiceNow AIを導入しました。これにより、企業全体でAIを活用した意思決定が促進されています。
- Visaは、ServiceNowとVisaが共同で構築した紛争解決システム「ServiceNow Disputes Management」の導入を計画しています。このシステムには、ServiceNow Platform上に構築されたAIエージェント機能が組み込まれています。この製品の立ち上げが成功したことを受けて、Visaは今後、ServiceNowのAI技術を活用し、自社のマネージド型紛争解決サービスの提供を進めていく予定です。
刷新されたServiceNow AI Platformは、インテリジェンス、データ、オーケストレーションを統合し、企業が断片的なPoC(試験導入)から本格的なAI活用へと移行できるよう支援します。そして、それを可能にするのが、スマートで対話型のAI Engagement Layerです。このAI Engagement Layerにより、顧客はServiceNowのKnowledge Graph、Workflow Data Fabric、AI Agent Fabricを活用し、複数のシステムを横断して複雑なタスクを完了できるようになります。これらの技術は、エンタープライズ全体のデータシステムやエージェンティックなフレームワークとシームレスに連携します。この重要なマイルストーンにより、プラットフォームとエコシステム全体に新たなイノベーションが始まります。これには、パートナーシップの拡大、すぐに活用できる数千のAIエージェント、そしてServiceNow AI Control Towerの初公開も含まれます。ServiceNow AI Platformとともに、これらの強力な新機能を導入することで、企業全体にわたってAIの価値をさらに広げていきます。
- AI Control Tower: ServiceNowおよびサードパーティのあらゆるAIエージェント、モデル、ワークフローを、統合プラットフォーム上で統括・管理・保護し、価値を引き出すための中央指令センターが AI Control Towerです。AI Control Towerは、シームレスなコラボレーション、強固な統制、そして企業全体にわたる大規模な自動化を可能にします。
- AI Agent Fabric:エンタープライズAIエコシステムにおける通信の基盤として、AIエージェントがツール、チーム、ベンダーをまたいで連携できるようにするのがAI Agent Fabricです。AI Agent Fabricは、Microsoft、NVIDIA、Google、Oracleなどのパートナーとのシームレスな連携を可能にします。ServiceNow、パートナー、または社内チームによって構築されたものであっても、AI Agent Fabricを通じてエージェントとオーケストレーターはコンテキスト(文脈や背景)を共有し、タスクを調整し、エンタープライズエコシステム全体で成果を生み出します。
- Next-generation CRM:販売、履行、サービスをひとつのプラットフォーム上で統合する、強化されたAI搭載のソリューションです。これにより、企業は従来の受動的なサポートから、顧客ライフサイクル全体にわたる能動的なエンゲージメントへと移行することが可能になります。構成/価格設定/見積もり(CPQ)から注文の履行、カスタマーサービス、契約更新に至るまで、ServiceNowは最新のビジネスに対応したCRMを変革しています。
- Apriel Nemotron 15B: ServiceNowがNVIDIAとのパートナーシップのもと構築した新たな推論LLMおよびデータ・フライホイールの統合は、拡張性があり、インテリジェントなエージェンティックAIの推進を目的としています。この最高水準の新しい推論モデルは、パフォーマンス、コスト、拡張性を重視して設計されており、高い精度、低レイテンシー、低い推論コスト、そしてより高速なエージェンティックAIをあらゆるビジネスに提供します。
さらに、ServiceNow Universityの立ち上げにより、組織は人の可能性を引き出すだけでなく、ビジネス変革を加速させる革新的な学習体験を得ることができます。
Knowledge 2025は5月6日から8日まで開催され、ServiceNowは「AI+データ+ワークフロー」に関する戦略を支える一連の追加発表を行う予定です。
追加の情報について
ServiceNow Knowledge 2025については、こちらのリンクをご参照ください。
1 「Enterprise AI Maturity Index 2025」。 ServiceNowおよびOxford Economics、2025年5月。
ServiceNowについて
ServiceNow(NYSE: NOW)はAIを人々のために活用しています。私たちはイノベーションのスピードに順応し、信頼・信用できるヒューマンセントリックな(人中心の)アプローチを遵守して製品とサービスを展開することで、あらゆる業界のお客様の組織が変革できるよう支援しています。ServiceNowのビジネス変革のためのAIプラットフォームは、人、プロセス、データ、デバイスをつなぎ、生産性を高め、ビジネスの成果を最大化します。
詳細はこちらをご参照ください。 www.servicenow.com/jp/
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