記者会見を通じて、乱暴な表現と批判で物議を醸した、ガールズグループNewJeansを手掛けたミン・ヒジン元ADOR代表が、名誉毀損と業務妨害の疑いで公訴庁(旧検察庁)に送致された。
去る10月13日、韓国警察によると、10月1日にソウル龍山(ヨンサン)警察署は、乱暴な表現と批判で物議を醸した記者会見での発言や、「ILLITがNewJeansをコピーした」という趣旨の2024年4月の芸能事務所ADORの声明について、当時代表だったミン・ヒジン氏と副代表2人を名誉毀損および業務妨害の疑いで、公訴庁に送致した。
【比較画像】NewJeansとILLIT、どこまで似ているか
警察によると、ミン元代表と副代表2人は、BELIFT LAB所属のガールズグループILLITが、NewJeansの盗作である事実がないにも関わらず、親事務所のHYBEとADORと同じくHYBEの傘下にあるBELIFT LABを誹謗する目的で、2024年4月に記者会見を開いた。
ミン氏らは、「ILLITがNewJeansのオーディションポスター、韓服(ハンボク、韓国の伝統衣装)コンセプト、デビュー方式、振付などをコピーした」という内容の虚偽を流布し、ユーチューブなど、さまざまな映像メディアを通じて公開されるようにした容疑をかけられている。
特に、当日の記者会見でミン氏は、暴言を浴びせながら、HYBEの経営陣を批判した。警察は、これに関する彼女の容疑が認められると判断し、起訴意見で公訴庁に送致した。
また、記者会見の3日前に主要メディアへ配布された「ILLITのNewJeansコピー事態に対するADORの公式立場」に関連しては、ミン元代表はもちろん当時の副代表2人全員の名誉毀損および業務妨害の容疑が認められ、起訴を求める処分意見付きで送致された。
当時の声明で、ミン氏らは、HYBEとの対立の核心的要因が、「経営権奪取」ではなく、「ILLITのNewJeansコピー問題」だと主張した。
彼らは、「ILLITが芸能活動のすべての領域でNewJeansをコピーしており、これはBELIFT LAB単独で行ったことではなく、HYBEが関与したことだ」と主張し、「所属アーティストNewJeansを保護し、音楽産業の発展のためにILLITのコピー疑惑を提起したが、HYBE側は問題を是正するどころか、むしろ解任を迫っている」と述べた。

これに先立ち、BELIFT LABとHYBEは、ミン氏と側近たちがADORの経営権の奪取のための圧迫、企業価値毀損の試みが発覚すると、自分たちに有利な世論を造成するために記者会見と声明でこのような虚偽の“コピー主張”を繰り広げたと反論した。
さらに、「ILLITはミン・ヒジン風」「NewJeansの亜流」など、侮辱的な発言を広めたとし、2024年5月と7月に彼らを告訴した。
今回の警察の判断は、これに先立ついくつかの裁判所の判決と通じる。ミン氏とNewJeansは、ADORとの法的紛争の過程で、終始「ILLITのNewJeansコピー」を核心争点および信頼関係破綻の原因としてきたが、裁判所はこれを受け入れなかった。
実際、2025年3月に行われたADORの事務所地位確認仮処分訴訟で、裁判所は「ILLITのコンセプトがNewJeansを盗作したと見なしがたく、NewJeansのコンセプトが知的財産権の保護対象になるかは曖昧だ」とし、盗作疑惑を認めなかった。
同年10月のNewJeans専属契約有効確認訴訟でもやはり、「企画案、撮影などでNewJeansとILLITの間に一部類似した点が確認はされるが、ILLITがNewJeansのコンセプトを複製したと認めるには足りず、ほかにこれを認める証拠がない」として、ADOR側に軍配を上げた。
裁判所が仮処分決定と判決を通じて、“コピー主張”を認めないなか、警察までもがミン氏らの疑いを確認し、公訴庁へ送致したことで、今後ミン氏ら側の法的負担は一層加わる見通しだ。公訴庁が容疑を認め、起訴する場合、刑事罰につながる可能性がある。
また、これはミン氏とHYBE間の株主間契約およびプットオプション訴訟の控訴審の核心争点である「重大な契約違反と会社を害する行為」の判断においても、影響を及ぼすものと見られる。
(記事提供=OSEN)



