ILLIT・ウォンヒの“従姉”である女性が、大きな注目を集めている。
その人物は、ピアニストのファン・スジだ。
最近、Xに「ウォンヒの本当の従姉、ピアニストのファン・スジ」と紹介する写真つきの投稿が上がると、160万回以上表示された。
オンライン上では「従姉もきれい」「遺伝子がすごい」といった反応が相次いだ。
ただファン・スジは、単なる“ILLITメンバーの美人親族”ではない。
すでに自分の名前で活動してきた人物であり、しかも一歩違えばK-POPアイドルになっていたかもしれない、興味深い経歴の持ち主だ。
実は有名人、恋愛番組にも出演

ファン・スジは2001年生まれ。啓園芸術中学校、啓園芸術高校でピアノを学び、梨花女子大学音楽大学のピアノ専攻を卒業した。
一方で、一般にも広く名前を知られるようになったきっかけは音楽だけではない。
2022年には韓国の恋愛リアリティー番組『ラブキャッチャー in バリ』に出演。整ったビジュアルでも注目を集め、一部ではIVE・ウォニョンに似ているとして話題になった。
ただし、本業はあくまでピアニストだ。
コンクールでの入賞歴を重ね、2025年にはロッテコンサートホールでオーケストラとの共演も経験。今年7月にはソウルで独奏会を開催した。
さらに、米サンフランシスコ音楽院とボストン音楽院アット・バークリーの修士課程に合格し、最終的にボストン音楽院への進学を選んだという。
韓国メディア『ニュースカルチャー』は、そんな彼女を「K-クラシック界のアイドル」と表現している。
中学3年生でSMエンタからスカウト
さらに興味深いのが、芸能界との意外な接点だ。

ファン・スジは過去、自身のSNSで「芸能人になるようなオファーはなかったのか」と質問され、中学生の頃に何度もスカウトされたことがあると明かしている。
なかでも中学3年生のときには、SMエンターテインメントから街頭スカウトを受けたという。
実際に会社を訪れ、GFRIENDの『今日から私たちは』に合わせてダンスも披露したものの、関係者から「この道ではないようだ」と言われたと本人は振り返っている。本人いわく「ものすごい運動音痴」だったそうだ。
結果的にアイドルの道には進まなかったが、このエピソードは従妹ウォンヒとの共通点を感じさせる。
ウォンヒもまた、街頭でのスカウトをきっかけにオーディション番組へ参加し、その後ILLITのメンバーとしてデビューしたことで知られる。

同じ家族のなかで、どちらも街中で芸能関係者の目に留まったことがあるというのは、なかなか興味深い。
K-POPとK-クラシック、それぞれの舞台へ
もっとも、ファン・スジの現在地は「アイドルになれなかった人」ではない。
彼女の独奏会のプログラムを見ると、ショパンやドビュッシー、ラヴェルといったクラシックだけでなく、チェット・ベイカー、ユ・ジェハ、上原ひろみなど幅広い音楽を取り上げている。
正統派クラシックを土台にしながら、ジャズや大衆音楽まで取り込もうとするスタイルが特徴だ。

従妹のウォンヒはK-POPの世界へ進み、従姉のファン・スジはクラシックを軸に自分の舞台を築いた。
今回のSNS投稿をきっかけに、初めて彼女の存在を知った人もいるだろう。だが、“ILLIT・ウォンヒの従姉”という肩書きだけで紹介するには、少しもったいない人物だ。
街頭スカウトという似た入口を持ちながら、その先でまったく違う道を歩んだ2人。その対比まで知ると、今回の話題がより興味深く見えてくる。
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