「パク・ジニョンさん、年収はいくらですか?」
Kカルチャーイベントをめぐる国政監査で、突然“個人年収”が話題に上った。
日本では「J.Y. Park」として知られる、JYPエンターテインメント創業者パク・ジニョンへの質問が注目を集めている。
10月7日、国会文化体育観光委員会が行った文化体育観光部への国政監査に、パク・ジニョンが証人として出席した。
質疑の中心となったのは、来年12月に開催されるグローバルKカルチャーフェスティバル「FANOMENON(ファノメノン)」だった。
「FANOMENON」は、K-POPコンサートやファンダム授賞式、Kカルチャー関連企業による展示・体験プログラムなどを組み合わせた大規模イベントだ。HYBE、SMエンターテインメント、YGエンターテインメント、JYPエンターテインメントの韓国大手芸能事務所4社が参加する。

野党議員らは、民間でも十分に開催できるイベントを、なぜ政府が主導するのかと追及した。
「国民の力」のキム・スンス議員は、イベントの開催時期が選挙を控えた時期にあたる点を取り上げ、政権広報や大統領の支持率を引き上げるための手段として利用されるのではないかとの疑惑も提起した。
そうしたなか、質疑は突然、パク・ジニョン個人の年収へと向かった。キム議員はパク・ジニョンに対し、「本来の仕事に戻って役割を果たしてほしい」という趣旨の発言をした後、「年収はいくらなのか」と尋ねた。
予想外の質問にパク・ジニョンがすぐに答えられずにいると、キム議員が自ら具体的な金額を口にした。「年収は20億~30億ウォン(約2億3600万~3億5000万円)ほどだと把握しているが、今日1日だけでも日当は800万ウォン(約94万円)だ」と話した。
「FANOMENON」の事業構造や政府の関与を追及していた国政監査の場で、突如としてパク・ジニョン個人の収入や、1日あたりの収入まで計算される展開となった。

しかし、パク・ジニョンは年収に関する質問よりも、「FANOMENON」の必要性や政権広報疑惑に対する説明に重点を置いたパク・ジニョンは、「大統領ではなく、大統領よりさらに上の立場の人が来たとしても、私が韓国のためにならないと判断すればやらない」と述べた。
続けて、「誰かに何かをしろと言われたからといって、怖がって従うような性格でもない」とし、政界からの要請によって委員長職を引き受けたり、事業を進めたりしているわけではないと強調した。
また、「FANOMENON」を通じて自身や大手4芸能事務所がさらに多くの利益を得ようとしているとの見方についても一線を引いた。パク・ジニョンは、大手4芸能事務所に所属する歌手たちが「FANOMENON」に出演する代わりに、それぞれ単独公演を開催すれば、むしろ2~3倍多くの収益を上げられると説明した。
そのうえで、K-POP公演を通じて海外から観光客を呼び込み、その効果をゲーム、ファッション、ライフスタイル、ビューティーなど、ほかのKカルチャー産業へ広げていくことがイベントの目的だと説明した。「大手4芸能事務所のことだけを考えるなら、やらない方がいい」というわけだ。
パク・ジニョンは、「これがうまくいけば、本当に韓国にとって非常に良いことだ」とし、「私たちの息子や娘、甥や姪たちが恩恵を受けられる、とても貴重な機会だ」と強調した。
政権広報との疑惑についても、改めて否定した。 パク・ジニョンは、「大統領のため、民主党のためにやっているわけではない」とし、「総選挙がいつなのかも考えていなかった」と述べた。
チェ・フィヨン文化体育観光部長官も、政府予算が「FANOMENON」のイベントそのものに投入されるわけではないと説明した。チェ長官によると、関連予算はイベントに訪れる観客を対象に、中小のKカルチャー企業が商品やコンテンツを披露できるよう支援するために使われるという。
突然の“年収質問”が飛び出した一方で、パク・ジニョンは最後まで「FANOMENON」が韓国のKカルチャー産業全体のための取り組みであると強調した。
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