『メイド・イン・コリア』シーズン2が最終回を迎えた。
ただ、結末をめぐって視聴者からさまざまな反応が寄せられている。
Disney+オリジナルの『メイド・イン・コリア』シーズン2は、9月23日に公開された第5話、第6話をもって完結した。

シーズン1から9年後が舞台のシーズン2では、富と権力の両方を手にするため、麻薬密輸業者として二重生活を送る中央情報部の要員ペク・ギテ(ヒョンビン)が、韓国大統領が死亡した10・26事件後、部長職務代行の座に就き、さらに大きな野望をあらわにした。
ペク・ギテの不正を追う中で、逆に検事職を失ったチャン・ゴニョン(チョン・ウソン)は、合同捜査本部の特任顧問として復帰。2人は再び互いに刃を向け合い、物語の中心となった。
さらに、ペク・ギテの実弟で保安司令部の中領(中佐に相当)であるペク・ギヒョン(ウ・ドファン)や、違法な麻薬ビジネスを取り仕切るペク・ソヨン(チャ・ヒ)も絡み、ペク・ギテをめぐる権力構図はさらに複雑になった。特に物語後半に入るにつれ、ペク・ギテとペク・ギヒョンの兄弟間の対立が重要な軸として浮上した。
ただ、問題となったのは最終回だった。
物語の序盤から巨大な権力を求めて突き進んできたペク・ギテの最期が、予想外の形で描かれたからだ。追い詰められたペク・ギテは最終的に、自らが大切にし、育ててきた弟の手によって命を落とす。
最終回の配信後、オンラインコミュニティやSNSでは、結末を惜しむ声が相次いだ。特に、シーズンを通してペク・ギテとチャン・ゴニョンの対立を軸に緊張感を高めてきただけに、最後にペク・ギテの運命がチャン・ゴニョンとの対立ではなく、兄弟間の対立によって決着したことについて、物語の整合性を指摘する声も上がった。
一部の視聴者からは、物語後半の展開があまりにも急ぎ足だったため、登場人物たちの選択や葛藤が十分に描かれていなかったとの指摘もあった。「竜頭蛇尾」という言葉とともに、シーズン1と比べて結末の完成度を惜しむ声も相次いだ。
一方、ヒョンビンの演技については、作品の結末とは別に高く評価する声が寄せられた。

ヒョンビンは2シーズンにわたって、ペク・ギテの欲望や不安、権力への執着を表現し、物語の中心を担った。特にシーズン2では、中央情報部の中核へと上り詰めたあと、さらに荒々しく危うくなっていくペク・ギテを、強いカリスマ性と感情表現で演じたとの評価が聞かれた。
チョン・ウソンも、検事職を失ったあと、合同捜査本部の特任顧問として復帰したチャン・ゴニョンを演じ、ヒョンビンと緊迫した対立構図を維持した。ウ・ドファンは、兄ペク・ギテと弟ペク・ギヒョンの関係が崩れていく過程を演じ、物語後半の重要人物として存在感を示した。
こうして『メイド・イン・コリア』シーズン2は、巨大な欲望と権力をめぐる人物たちの衝突を前面に押し出してスタートしたものの、最後は主人公の破滅を比較的急いでまとめたとの指摘を受けながら、幕を閉じた。
シーズン1の印象的なスタートから9年後の物語を描いたシーズン2だけに、期待も大きかった。作品が最後に選んだ結末が視聴者に強い印象を残すなか、『メイド・イン・コリア』シリーズが結末をめぐる議論も含め、今後どのような作品として記憶されていくのか注目される。



