公演チケットを転売して莫大な金を稼いでいた30代男性が逮捕された。
京畿北部警察庁のサイバー犯罪捜査2隊は9月16日、業務妨害などの疑いで30代男性A氏を逮捕したと発表した。
A氏は2018年9月から今年4月にかけて、人気アーティストのライブチケットなど8967枚を転売した疑いが持たれている。
2019年に蚕室総合運動場で開催されたBTSのコンサートでは、定価11万ウォン(約1万2000円)のチケットを300万ウォン(約34万円)で転売したとされている。



A氏は、韓国最大規模のチケット転売のグループチャットにも参加して情報交換をしていた。現在は閉鎖されている。無職だったものの、転売をまともな仕事に見せかけようと、電子商取引業として事業者登録までしていたという。
警察は、A氏がチケットの転売による売上24億ウォンのうち、約3分の2を利益として得ていたとみている。逮捕時には、犯罪収益で購入したマンションはすでに売却していた。
ほかにも警察は、A氏名義の商業施設2棟や預金債権など、計12億6439万ウォン(約1億4000万円)相当を犯罪で得た収益と特定しており、起訴前の追徴保全措置を取っている。
A氏は今年3月、警察が大規模な転売グループを摘発したとの報道を見てストップ。自身に捜査の手が及ぶのを懸念し、パソコンや携帯電話を初期化するなどして証拠隠滅を図ったほか、AIに警察によるチケット転売捜査について尋ねるなどしていた。



A氏は警察の取り調べに対し、「チケット転売が違法だとは知らなかった。税金もきちんと納めていた」として、容疑を否認。裁判所は容疑が相当程度認められるとして、拘束令状を発付している。
警察関係者は今回の件について、「チケット転売は、K-POPファンの正当な観覧機会を奪う犯罪であり、物価を混乱させる不公正な行為だ。捜査中のほかの容疑者も必ず摘発し、犯罪収益についても徹底的に捜査する」とコメントしている。



