「カッコいい人だと思いました」
映画『タチャ:ベルゼブブの歌』のチェ・グクヒ監督が、ベッドシーンの演出について悩んだ点を語った。
9月15日午前、ソウル・鍾路区三清洞のカフェで、『タチャ:ベルゼブブの歌』を手掛けたチェ・グクヒ監督のインタビューが行われた。
2006年から始まった『タチャ』シリーズの最後を飾る今作は、オンラインカジノ事業で成功したチャン・テヨン(演ピョン・ヨハン)と、彼のすべてを奪った同名の親友パク・テヨン(演ノ・ジェウォン)が世界規模のギャンブルの場で再会し、復讐を懸けた勝負を繰り広げる物語。
ピョン・ヨハンは約10kg減量

今回の作品のため、主演のピョン・ヨハンは約10kgの減量に取り組んだという。どのような指示を出したのかという質問に監督は、「ベトナムで命からがら生き延び、捨てられた人なんですよ。論理的に考えれば、当然痩せていなければならないと思った。だからダイエットの話をして、一生懸命守ってくれたことがありがたかった。お酒が好きなのに、それも全部やめて」と感謝を示した。
続いて、ノ・ジェウォンをキャスティングした理由については、「すごく演技が上手なんですよ。ドラマもそうですし、『イカゲーム』もそう。十分に主演を務められると思ったし、新しい顔が観客にインパクトを与えられると思った」と語った。
また今回の作品では、ラッパーのSwingsが本名のムン・ジフン名義で演技に初挑戦している。“新人”についての感想を聞かれたチェ監督は、「すごく人間味のある人です。みんなは強そうなイメージを持っていると思いますが、とても人間味のある人です。現場では慣れないところがあったと思いますが、すぐに適応しました」と振り返った。
さらに、「情熱にあふれているので、みんなで助けてあげるようになりました。『こうやるんだよ』と教えてあげたくなるくらい、情熱を持って現場に来てくれた。うまくやっていたでしょう?」と逆に問いかける場面もあった。


本作には、三吉彩花や伊原剛志といった海外の俳優も多数出演する。「後半になると、韓国の俳優たちと同じようにケータリングの食事を食べて、終わった後にはお酒を飲んでいました。言葉が違うだけです。私も特別に気を遣ったりはしませんでした。みなさん英語が上手なので、コミュニケーションにもまったく問題がありませんでした」と語った。
そして、「いい演技というのは、実は言語が違っても伝わるんですよね。当たり前のことですが、今回改めて感じました。プロフェッショナルであることは後天的な努力によるもの。演技力は生まれ持ったものかもしれませんが、プロフェッショナルとしての姿勢は後天的なものだと思っているので、とてもありがたかった」と付け加えた。
ベッドシーンに「意味を持たせようと努力」
そんな今作には、ピョン・ヨハンと三吉彩花のベッドシーンも含まれる。露出の程度について悩んだことを聞かれると、「露出は女優にとって簡単なことではないと知っています。ある程度親しくなった頃に、ベッドシーンがあるので、どの程度まで露出が可能かと聞きました。そしたら、すごくカッコよく“全部”と言ってくれたんです。カッコいい人だと思いました」と明かした。
また、「意味のないベッドシーンだったら、私は批判されると思いました。実際、カネコ(演・三吉彩花)は裏で青写真を描く人物として描かれています。このベッドシーンが愛ではなかったとしても、仲間になるためにカネコという人物が、それさえも計画したのかもしれない。パク・テヨンのところにも行くじゃないですか。本当にチャン・テヨンの警戒心を解くための方法だったのか。意味を持たせようと努力しました」と説明した。

『タチャ』シリーズはすべて青少年観覧不可(R19)指定となっている。この点については、「私が聞いた話では、ギャンブルが題材に入っていると、必ず青少年観覧不可になるそうです。だったら、むしろ19歳以上の映画として作ろうと思いました」と説明した。
シリーズ1作目『タチャ イカサマ師』が公開された2006年生まれの世代も、今では『タチャ:ベルゼブブの歌』を劇場で観られる年齢になった。本作で初めて『タチャ』に触れる人たちに、どのような作品として記憶されたいかと聞かれたチェ監督は、「そのような方たちが私たちの映画を面白く観てくれたら、1~3作目も観るんじゃないですか? そういう好循環になればいい」と願いを語った。
『タチャ:ベルゼブブの歌』は韓国で9月23日より公開。
(記事提供=OSEN)



