偶然にしては、あまりにも続きすぎているのではないだろうか。
K-POPグループで「7人組」としてスタートしたチームが、その後メンバー脱退によって「6人組」へと再編されるケースが相次いでいる。
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もちろん、7人組だから脱退が起きるわけではない。メンバーがグループを離れる理由は、健康上の問題、活動方針の違い、私生活をめぐる騒動などさまざまだ。それでも近年、K-POP界では「7人で始まり、気づけば6人になるグループ」が妙に目立っているのも事実だろう。
7人組は“鬼門”なのか
その象徴ともいえるのが、ENHYPENだ。ENHYPENは3月10日、ヒスンの脱退によって6人体制へ移行した。人気ボーイズグループの中心メンバーの一人だっただけに衝撃は大きく、今もファンの間で波紋が広がっている。

同じく最近、大きな変化があったのがKep1erだ。プロジェクト期間終了後、あらためて7人組として再始動したKep1erだったが、3月6日にソ・ヨンウンが脱退。2024年7月の再スタートから、それほど時間を置かずに6人組となった。せっかく新体制を整えたはずのグループが、またしても人数変更を余儀なくされる展開は、まさに“7人組の鬼門”という見方を呼んでも不思議ではない。

しかも、この流れは人気グループだけの話ではない。デビュー直後の新人グループでも、同じようなケースが相次いでいる。
日本出身メンバー4人、韓国出身メンバー3人で構成され、2024年9月にデビューしたMADEINは、7人組だった期間がわずか2カ月だった。デビューから間もなく、ガウンが健康上の理由で脱退し、現在は6人で活動(2人は活動休止中)している。スタートラインに立ったばかりのグループですら、“7人のまま走り続けること”の難しさを示した格好だ。

2024年11月にデビューしたiznaも例外ではない。2025年8月にユン・ジユンが脱退し、現在は6人体制となっている。デビューから1年も経たないうちに人数変更が起きたことになる。

さらにさかのぼれば、NMIXXも同じだ。2022年2月にデビューしたNMIXXは、約10カ月後にジニが突然脱退し、6人組へと再編された。デビュー初期の勢いが最も重要な時期に、グループの構成そのものが変わるインパクトは決して小さくなかった。

ボーイズグループにも同様の例は少なくない。RIIZEはデビュー時7人だったが、スンハンが無期限活動休止を経て脱退を発表し、現在は6人体制で活動している。2023年デビューの新鋭グループでさえ、“7人維持”は簡単ではなかった。

2015年にデビューしたMONSTA Xもそうだ。2019年10月、ウォノが個人的な不祥事を受けて脱退し、グループは6人組になった。新人だけでなく、すでに地位を確立した中堅グループであっても、7人組のまま走り続けるのは容易ではないことがわかる。

こうして並べてみると、単に「たまたま重なった」と片づけるには、実例が多すぎるようにも見える。デビュー直後の新人グループ、人気拡大の真っただ中にあるグループ、すでにキャリアを築いた中堅グループまで、立場の異なるチームで似た構図が繰り返されているからだ。
とはいえ、当然ながら「7人組は不吉」などと言い切れる話でもない。ほかでもなく、K-POPグループの頂点に立つBTSは7人組だ。7人だから崩れるのではなく、それぞれのグループが抱える事情がたまたま「7人から6人へ」という形で現れているだけ、と見るのが自然だろう。
それでも、ここまで「7人組が6人組になる」例が続くと、妙な共通点として意識してしまうのも無理はない。もちろん偶然なのだろう。だが、偶然にしては少し出来すぎている。K-POP界で“7人組”が鬼門になりつつある――そんな見方が、にわかに現実味を帯びてきている。
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