JYPエンターテインメントが、所属バンドDAY6のファンミーティングにおける“過剰な本人確認”対応について、改めて謝罪した。
JYPは7月23日、「今回のDAY6 4TH FANMEETING “PIER 10: All My Days”において、入場時の過度な本人確認手続きによりご迷惑をおかけしたお客様に、心よりお詫び申し上げます」とする公式コメントを発表した。
返金対象は、「DAY6ファンミーティング第1週（第1～3回公演）の予約者のうち、予約者本人であったにもかかわらず、現場での過度な本人確認手続きにより入場が制限された観客」で、チケット料金は配送料を含めて全額が返金されるという。
さらにJYPは、「今回の運営方針によりご不便・ご心労をおかけしたことを、改めて深くお詫び申し上げます。問題の重大性を真摯に受け止め、再発防止に努めてまいります」とし、改善への取り組みも強調した。
問題が表面化したのは、7月18～20日に開催されたDAY6のファンミーティング会場での出来事だった。ある未成年ファンが、事前に案内されていた形式の身分証を持参していたにもかかわらず、スタッフから過剰な本人確認を求められたとネットで報告したことだった。最終的には警察の協力を得て本人確認を受けたにもかかわらず、入場を拒否されたという投稿がネット上で拡散された。
これをきっかけに、運営スタッフによる対応を批判する声が相次ぎ、「事前に告知された以上の個人情報を要求された」との報告が多数寄せられた。
この騒動を受け、JYPは22日に「当社は、今回の公演において過剰な個人情報の要求および収集があった事実を確認いたしました。入場管理業務を委託した業者による対応の中で、不要な個人情報の追加要求や、準備された身分証明書以外の確認を目的とした情報収集・共有などが発生し、観客の皆さまにご不便をおかけしました」と説明。
さらに「本来、本人確認手続きは、不正な手段によるチケット取得を防ぎ、正当な観客を守ることが目的でしたが、今回は柔軟な対応や管理責任が欠如していました。深く責任を感じており、今後はプライバシーを侵害せず、不当な個人情報収集が起こらないよう徹底的に管理してまいります」と再度謝罪した。
（記事提供＝OSEN）
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