ドラマ『王は愛する』『三度目の結婚』などに出演した俳優パク・ヨンウンが、交際報道もなく静かにゴールインした。
1990年生まれのパク・ヨンウンは、2010年のホラー映画『鬼』でデビュー。2017年のドラマ『王は愛する』では、目的のためなら殺人も厭わない冷徹さと、ビヨン(演パク・ジヒョン)への想いに揺れる人間らしさを併せ持つ複雑なキャラクター、ムソクを立体的に表現し、高い評価を得た。
これまでに出演した作品は、ドラマ『バッドガールフレンド』『ファンレターを送ってください』『代理店』『ザ・ファビュラス』『三度目の結婚』『ブランディング・イン・ソンスドン』『世界で最も痛いキス』、映画『THE KILLER/暗殺者』など。BL作品の『よくおごってくれる理事長』『よくおごってくれる理事長 劇場版』では主演を務めている。
特に、昨年放送された『三度目の結婚』では、食品会社の会長の末息子ジフン役を演じ、視聴者に強い印象を残した。同作は彼の好演もあり、韓国全土の視聴率で最高7.8%(ニールセン・コリア調べ)を記録した。
このように、数々の作品で確かな存在感を見せてきたパク・ヨンウンは、人生のパートナーとも出会い、新たなスタートを切った。本サイト提携メディア『OSEN』の取材によると、彼は5月18日にソウル市内で同い年の一般女性と結婚式を挙げたという。
新婦は芸能界とは無関係で、式は彼女への配慮から家族や親戚、親しい関係者のみを招いて非公開で行われた。パク・ヨンウンと親交のある芸能界の仲間たちも参列し、彼の門出を温かく祝福したという。
ベスト俳優賞も受賞

芸能人との熱愛報道もなく、いきなりの結婚発表となったパク・ヨンウン。同様のケースとして注目されたキム・ドンウク、チョ・ボア、ナム・ボラ、チェ・ユンラ、カン・ギルウ、イ・ジェジュン、キム・ジェギョンらと並び、“サイレントゴールイン”した俳優のリストに名を連ねることとなった。
さらに、結婚と同時に嬉しいニュースも舞い込んだ。今年初開催された『第1回アジアショートドラマアワード』でベスト俳優賞を受賞し、自ら花を添えることとなった。
同アワードはアジア全域で高い完成度と話題性を持つショートフォーム作品や俳優を表彰するもので、韓国・中国・日本が共同で立ち上げた。パク・ヨンウンは受賞作『世界で最も痛いキス』の主演を務め、短時間ながらも繊細な感情を凝縮させた演技が「ショートフォームだからこそ際立つ名演」と評された。同作は、傷を抱えた主人公が真実の愛と運命を見つけていくショートドラマである。
受賞に際し、パク・ヨンウンは「限られた時間の中で感情を凝縮する作業は、俳優としても新たな挑戦でした。その努力が伝わったようで感謝していますし、ショートフォームというジャンルの多様性や可能性をお見せできたことがとても意義深いです」と喜びのコメントを残している。
(記事提供=OSEN)